− パソコン導入関係 −

<目 次>
OSはどれを導入すればいいのか?
パソコンが使えないと乗り遅れるか?

パソコンは、何を、どこで、買うか?

持ち運ぶパソコンは何にすべきか 2
お気に入りのソフトあれこれ
オフィスソフトはどれがいい?
パソコンは最低人数分+1
持ち運ぶパソコンは何にすべきか
法曹マッキントッシュ事情
パソコン教室。通うべきか否か?




OSはどれを導入すればいいのか?  今なら、Windows Meか98

 このところ、WindowsのOSがなにやらいっぱい出ている。

 さて、結論から申し上げると、現在、Windows98をお使いの方は、それをそのまま使い続ければいい。最近、Windows Me(ウインドウズ・ミーと読む。エムアイではない。)が98の後継として出たが、これは殆ど98のマイナーバージョンアップ(いわばサードエディション)なので、新たにバージョンアップするメリットは余りない。折角発売されたのだから入れたいという向きには、別にお止めしないが、その場合に新規インストールせずに上書きインストールした場合には、不具合が出る場合もあるので、そのようなリスクを背負ってまでやる必要はないだろう。今回の98からMeへのバージョンアップは、95から98のような大幅なバージョンアップではないのだから。
 ただ、私自身、98からMeへ上書きインストールをしてみたが、大変簡便にインストールでき、特に不具合は出ていない。もとのシステムが98なのだから不具合が出にくいのは当然だが、そう言う意味では、上書きインストールをしてみても大きなリスクはないかもしれない。つまり大きなリスクがないぶん、大したメリットもないということだ。
 一方、これから新規購入する場合には、問答無用にMeがインストール済みのものを購入すべきである。

 ところで、Windows2000というOSも出ている。
 これにバージョンアップすべきかどうかだが、このOSは、大変安定した堅牢なOSで、弁護士業務用途にはうってつけだ。まずフリーズすると言うことがないし、沢山のソフトを立ち上げていても動作が不安定にならない。いいことずくめなわけだが、次の理由で「一般的には」お薦めしない。
 というのも、Windows2000は、WindowsNTというOSの流れを汲んでおり、98と操作性が多少異なる。異なると言うよりも、98よりもきめ細かな設定ができるだけなのだが、これが例えば98の設定画面と異なっていたりするので、自分で諸設定の意味が多少分かるような知識がないと、とまどうこと必至だ。
 また、決定的な致命点は、ドライバが対応しているとは限らないという点だ。おそらくここを真剣にお読みの諸兄は、パソコン初心者の類だろうから、誤解を恐れずに簡単に説明すると、ドライバが対応していないということは、Windows2000をインストールした途端に、動作しなくなるハードが出現する可能性があるということだ。例えば、今まで動いていたプリンタが動かなくなるとか、モデムが繋がらないとか、そういう不具合が出る。もちろんこれは、各社がインターネット上で提供している専用ドライバをダウンロードしてきてインストールすれば回避できることがほとんどなのだが、こういった手間は、初心者には難しいだろう。
 だから、Windows2000は、業務用途には打ってつけの最高性能のOSであるにも関わらず、現時点では、初心者にはお勧めできないと言うことになる。私は、メインマシンをWindows2000に入れ替えて、実に快適に業務を行っているが、これが一般化するのは、WindowsがMeも含めて全部Windows2000の流れに一本化する来年以降ということになろう。

 したがって、今、Windows98を既に導入しているのであればそれをそのまま使い続けるのが無難であり、新規購入の場合にはWindows Me搭載機を買うのがベストと言うことになる。
 なお、いまだにWindows95を使っているという場合は、できれば、機種ごとWindows Meが搭載された新しいものに入れ替えてみたら如何だろうか。95から98やMeへの上書きインストールによるバージョンアップは、やはりドライバの問題などがあって不具合が生ずる可能性もあるので、初心者にはお勧めしない。

 ところで、MacOSはどうだろうか。
 最近、魅力的なMacが沢山発売されていて、興味がわくことだろう。私自身、数年前までは、Macを主力として使っていた。確かに、MacOSは、Windowsと比較すると安定していて先進的であり、かつ使いやすい。そう言う意味で、実は最大にお薦めしたいところなのだが、家庭用であればともかく、弁護士業務用としてこれから新規に導入するという場合にはお薦めしない。なぜなら、大勢はやはりWindowsだからだ。こういう長いものに巻かれろ的な考え方は、私としては内心忸怩たるものがあるのだが、業務の効率化のためにパソコンを導入する以上、やせ我慢してMacOSを信奉する必要もあるまい。
 そもそも、Appleコンピュータは、かつてのSONYβ方式ビデオのように、販売方法を誤ったのではないか。本当にいいものがマイノリティになってしまったのは、ひとえにAppleの経営陣の失策であって、残念なことである。最近の広告を見ても、MicrosoftがわかりやすいCMを打つのに対して、Appleは、どこのパーティ屋のCMかわからないようなセンスの良すぎるCMに金をかけていて、アホらしいことこの上ない。売るなら、数を売らなければならないのがOSの世界の正義であり、数を売るためにはわかりやすい宣伝方法をとらなくてはならない。センスの良すぎるCMでは一般大衆はついてこないのだ。経営陣が未だに格好を付けているから劣悪なWindowsに駆逐されてしまうのだ。

 最後に、LinuxというOSがもてはやされているが、今のところ、これはサーバーを安く構築するためのかなり上級者向けのOSと思っていい。初心者は手を出してはいけないし、その必要もない。


パソコンが使えないと乗り遅れるか?  んなわきゃない。

 最近、森総理をはじめとして、自民党の大物達が、ITに乗り遅れないようにとパソコンを勉強しているようだ。若い者に追い越されてしまう、乗り遅れるという漠然とした危機感に根付くものであろう。

 しかし、パソコンなんて、車の運転のようなもので、あれば便利、なければないでどうにでもなるものだ。車だって、自家用車がなければ、タクシーがあるし電車もある。そう言った意味で、パソコンを、必須の能力とは考えない方がいい。所詮、便利な道具の使い方を知るかどうかと言う程度のことで、知らないから政治ができないとか法律事務ができないと言うほどの大したものではない。

 もちろん、パソコンができれば、法律事務が効率化することは間違いない。そう言う意味ではパソコンを事務所に導入することはお薦めではある。しかし、お薦めというだけであって、導入しなければ依頼が減るとかいい仕事ができなくなるということは、現状では、ありえない。
 まして弁護士がパソコンを敢えて「勉強」する必要なんてないのである。「勉強」なんてスタンスで臨むうちは、パソコンは身にならないともいえる。あくまでも興味があって「趣味」の一つとして臨めば身にも付くが、「勉強」している内は、大して身につかない。英会話と同じことだ。勉強している内は身に付かない好例が、一億皆「アイ、キャント、スピーク、イングリッシュ」(←しゃべってるじゃねーの)だの「ミレアニム」(←ミレニアムだろ?)なんて宣ってしまうレベルにしか達しない日本の英語教育。
 趣味かよほど必要に迫られてパソコンをいじってみるならいいだろうが、勉強する必要はないし、興味がなければやらなくてもいい。そんなことをしているより、民事再生手続を「勉強」している方が、よほど収入に繋がる。

 だから、法律事務を効率化したいならパソコンを導入することは積極的に考えた方がいいが、このとき、弁護士自身が楽しむつもりがないなら、パソコンに詳しい(或いは詳しくなれそうな)スタッフを一緒に雇った方がよほどいい。
 こんなスタッフをどこで見つけてくるのかと問われるだろうが、それは、インターネット上にいくらでも転がっている。転がっているとはスタッフ候補者に失礼かもしれないが、現に、私の事務所で新規採用した女性スタッフは、このHPを見て応募してきた人材。とらばーゆなどに何十万もかけて広告を出すよりもよほど効果が挙がることを、私は実感し、かつ実践している。

 でも、HPでスタッフ採用するとして、そのHPは誰が作るの?・・・とジレンマをお感じの諸兄。正解。私にもわかりません(笑)。


パソコンは、何を、どこで、買うか? 何でもいい。どこでもいい。でも・・・

 法律事務に使うパソコンなんて、今市販されているパソコンの最も廉価なもので十分だ。メーカーも性能も、基本的には不問。

 ここでお話しする対象は、初心者の先生をターゲットとする。既にパソコンを導入されて、それなりに使っている先生で、2台目、3台目を検討しているという向きには、ソフトてんこ盛りになっていない通信販売のパソコン(ゲートウエイとかデルとかエプソンダイレクトとか)をお勧めするだけにしておく。

 さて、初心者の先生が、 どんなパソコンを買えばいいかだが、冒頭お話ししたように、要するに何でも良い。敢えて言えば、高いパソコンは買うなといいたい。高いパソコンが、何故高いかというと、例えばDVD-ROMが搭載されているとか、グラフィック性能が高いとか、デジタルビデオ編集機能が付いているとか、そういう法律事務とは全然関係のない付加機能がてんこ盛りだから高いということが一般的に言えるからだ。
 今市販されているパソコンで、最も廉価なものでも、法律事務を行う上では十分すぎる。しかも、パソコンというのは、買ったら一生使うものではなく、数年ごとに入れ替えをせざるをえない消耗品だ。だから、最初何もわからないうちに、高いパソコンなら法律事務がサクサク進むだろうと考えて買うと、とんだ無駄を出費することになる。事務所でDVD映画を見たり、ビデオ編集なんてしないでしょ?

 だから、シャープでもソニーでもNECでも富士通でも何でもいい。先生の琴線に触れるメーカーの最廉価パソコンを購入すればそれで足りる。
 ただ、次の点はチェックするのがベスト。
 1)メモリーは64メガバイトは最低ライン。できれば128メガバイトに拡張したい。
  (廉価パソコンはメモリーが少ないことが多いので、これは購入時に増設しておきたい。)
 2)最初の一台は、ノートパソコンよりもデスクトップの方がいい
 3)ウインドウズ2000とウインドウズ98が選べる場合は、ウインドウズ98を選ぶ
  (本当はウインドウズ2000の方がいいのだが、初心者は無難な98にすべき)
 4)最初から入っているソフトは「マイクロソフトオフィス2000」が入っているかどうかをチェックする。少なくとも、ワードとエクセルが入っているかどうかは要チェック。入っていなければ別途「オフィス」を本体と同時購入する。

 さて、どこで買うかだが、ヨドバシカメラでもソフマップでも、その辺の安売り店で買えばいい。店員は余り親切ではないかもしれないが、店にアフターサービスを期待するのは間違い。ただ、安く買えるところならどこでもいい。とはいえ、名の知れた安売り店が無難。


持ち運ぶパソコンは何にすべきか 2  SONY VAIO C1XF

 WindowsCE機が携帯用のPCとしては優れているという話をした。特にシャープの「テリオス」。この考えは、今でも変わらない。

 ただ、ちゃんとしたWindows98機を使いたいのは本音ではある。
 そこで、事務所の環境と同じWindows98機を持ち出したいとお考えになる場合、どんなノートパソコンを購入すればいいのだろうか?

 判断基準は以下にあると考えている。
 1)軽量であること。できれば1kg以下。重くてもせいぜい1.5kgまで。
   これは絶対にはずせない要件。
 2)CPUはペンティアムII/300Mhzをクリアーしているもの
  メモリーは128Mb以上。HDは必須ではないが10GB以上欲しい。
 3)B5サブノート以下の大きさ。CD-ROMなどは外付けでよい。
 4)画面はXGA。←これは快適な作業スペース確保のため必須と思う。

 この辺の基準をクリアーしているのは、私が最近購入したSONY VAIOシリーズ、Panasonicレッツノートシリーズ、Compaq Armada V300アドバンテージあたりであろう。

 ちなみに私がVAIO PCG-C1XFを選んだのは、ハード、ソフト、周辺機器などの総合性能のバランスの良さ、大容量バッテリーをセットすれば連続3〜4時間は優に使えてしかも軽いこと、画面の縦幅は狭いもののB5サブノートよりも小さくて携帯性があること、が理由だ。
 購入して1ヶ月ほど経つが、毎日持ち歩いて満足している。PC初心者にもお勧め。

 なお、5月にC1XGという後継機種が発売されている。これは本体性能は私が購入したC1XFと全く同じで、価格据置のままCD-ROMプレーヤーとMS Office2000が同梱されているというもの。画面が狭い点だけを捨象すれば、モバイル用途だけでなく机上のメインマシンとしても検討の余地ある一品。

 ちなみにパソコンを持ち運ぶことを考えるのは、デスクトップ機をまず使ってみてそれなりにパソコンに慣れ親しんでからと考えた方が無難ではないか。いきなりはじめてのパソコンがノートパソコンというのは、パソコンを趣味に出来そうとか、やれば使いこなせそうと自負されている先生以外は、デスクトップ機よりもやや負担が重なるので避けるのがよいというのが最近の私見。


お気に入りのソフトあれこれ パソコン買ったら、まず入れるソフトたち(1)

 オフィスソフトや弁護士業務専用ソフト(「サイむ整理くん」など)は別項でご紹介した。
 今回は、一般的なソフトで私が仕事や趣味で使っているソフトあれこれである。

1、「CD革命バーチャル 4.0」
 これは、もうパソコンを手に入れたら「次に買うべきソフト」の筆頭にあげていいだろう。
 このソフトを使うとCD-ROMが丸ごとハードディスクにコピーできるのである。こうすると何が便利かというと、いちいちCD-ROMを取り替える手間が省けるのだ。例えば、百科事典ソフトや辞書ソフト、身近なところでは日弁連会員名簿CD-ROM。これらは、CD-ROMにデータが入っていて、普通ならハードディスクにコピーすることは出来ない。だから、辞書ソフトを使っていて、会員名簿を見たくなったら、いちいちCD-ROMを入れ替えなければいけないわけだ。これが意外と面倒くさい。
 このソフトを使うと、CD-ROMは棚にしまっておけばいい。入れ替えの手間がなくなると言うだけのソフトだが、その効果絶大。

2、「エンカルタ総合大百科事典2000 DVD」
 これは百科事典ソフト。ほかの者と使い比べてみたことがあるわけではないので、比較して一番いいと断言するわけではない。でも、この百科事典ソフトは、「読み物的に」面白い。暇なときにリンクを辿って見て行くことがこれほど楽しくて為になるものも少ない。子供のころ読んだ、小学館や学研の「なぜなに辞典シリーズ」みたいな単行本が好きだった諸姉兄なら、その琴線に触れること必至。
 ちなみに、これは5枚組のCD-ROM版と1枚に全部入っているDVD-ROM版の二種類がある。DVD-ROMプレーヤーを持っているなら、こちらで決まり。持っていなくても、この辞典のためにDVD-ROMプレーヤーを買ってみたら? また、先に紹介した「CD革命」を使えば、っこのDVD-ROM百科もハードディスクに収まってしまう。凄いもんだ。

3、「ドライブイメージ 2.0」
 ハードディスクの中身を丸ごとバックアップするためのソフト。
 Windows2000はNTの流れを汲んでいるので安定度抜群だけれども、Windows98以前は、ソフトを入れてゆけば行くほど、使ってゆけば行くほど、なんだかわからないけどエラーが起きるようになる。私の所なんて、起動した途端にエラーが起きてしまって再起動を余儀なくされることが頻繁。
 このため、時々ハードディスクの中身を全部綺麗にフォーマットし直してソフトのインストールし直しをするのが好ましいわけだけれども(これがWindows98以前のOSがタコなところ)、OSのインストールやデバイス、基本ソフトのインストールをやり直すのは意外と面倒なもの。
 そこで、最も基本構成で仕上がった環境を、このドライブイメージをつかってハードディスクに保存しておけば、その後ソフトをてんこ盛りしたことによってパソコンが不安定になっても、すぐ復活できる。
 再インストールの手間がかからなくなるソフト。CD-R版もあります。

4、「付箋紙2000」
 デスクトップ上に付箋紙を貼るシェアウェア。正式版として「付箋紙98」というのがあるが、β版の「付箋紙2000」というのが最新版。
 これをどう使うかというと、覚書(ToDoリスト)代わりとして。アイコンをワンクリックするだけでデスクトップに付箋紙が貼られるので、紙のポストイットをモニタの周りに貼っている先生とか、メモ帳を机上に散乱させている先生などには、お勧め。モニタは日々見るものだから、ここに付箋紙が貼られているというのは、覚書としてはかなり効果的。
 窓の杜やVectorなどのダウンロードサイトからも持ってこれるが、作者のホームページがあるので、そこから落としてくるのがベスト。

5、「サイボウズ・Office3」
 初心者にも優しいブラウザを利用したグループウェア。詳しくは、このページの該当項目で紹介記事を書いてあるのでご参照を。
 ロータスノーツなどの本格的グループウェアよりも、よほど法律事務所向け。
 60日期間限定の試用版がダウンロードできる。正式版の価格は10ユーザライセンスで8万円。私の事務所では、使用した上これは使えそうと見て、注文しちゃいました。

6、ZipNoFinder (郵便番号検索ソフト)
 単純にパソコン上で郵便番号検索をするフリーウェア。
 住所から郵便番号を検索したり、郵便番号から住所を検索したりできる。企業などの特別な郵便番号もデータベース化されていて、およそ郵便番号関係は全部これでまかなえる。訴状や各種申立書の当事者目録の起案にどうぞ。
 作者のホームページからダウンロードできる。なお、本体だけでなく、データファイルを別にダウンロードしなければいけないので注意(同じホームページから取得可能。)。

7、「マイクロソフトフライトシミュレータ2000」
 このソフトはご愛敬。
 本当は、このところちょっと凝っている「マイクロソフトコンバットフライト」をお薦めしたいところだけれども(笑)、これは第二次大戦の空中戦をシミュレーションしたものなので、好きずきが分かれるところ。
 でも、このフライトシミュレータ2000は、単純に、航空機を飛ばすだけのソフトなので、何のためらいもない。セスナからコンコルドまで、世界各地を飛行することが出来て、地面や建造物も衛生航空写真から作成されたリアルそのもの。飛行技術のトレーニングも教官付きで行えて、いたれりつくせり。
 弁護士業務の合間に、ハワイの空など飛んでみられたら如何。でも、ジョイスティックがないとちょっときついかも。事務所にジョイスティックはないでしょうから、これは先生方ご自宅用ですな。ちなみにジョイスティックを購入するなら、「マイクロソフト・フォースフィードバック・プロ」というのがお薦め。なんだかゲーム講座になってしまいました。失礼しました。


オフィスソフトはどれがいい? 〜長いものには巻かれろ

 さて、弁護士業務に最低限必要なソフトはなんだろうか。
 ワープロ。表計算ソフト。電子メールソフト。インターネットブラウザ。
 この程度か。
 これをそろえるなら、単体でひとつずつ仕入れるより、いわゆる統合ソフト(オフィスソフト)を買ってしまうのがいい。この統合ソフトには、「マイクロソフト・オフィス」、「マイクロソフト・ワークス」、「ロータスオフィス」、「一太郎オフィス」、「クラリス・ワークス」などがある。
 どれをとっても同じようなものだ。
 しかし、この同じようなソフトから選ぶなら、やっぱり「マイクロソフト・オフィス」だろう。マイクロソフトの製品は、OSを含めて粗悪品が多いというのが私の持論だが、それでもPC業界というのは「長いものに巻かれる」のがいいという世界でもある。アンチマイクロソフトということで、あえて一太郎とかロータスを選ばれる天邪鬼の気持ちはよくわかるが、しかし趣味ならばいざ知らず、業務に使うのであれば、やはりマイクロソフトの製品を選んでおくのがよい。
 なぜなら、OSとの相性・安定性、バージョンアップの確実性、ファイルの互換性、情報交換の容易性など、メリットが多いからだ。
 しかし「マイクロソフト・オフィス」を選ぶとしても、これにはいろんなパッケージがある。どれを選ぶべきか。全部入ったプレミアムパックを選ぶ必要はない。最低限、「ワード」、「エクセル」、「アウトルック」が入った基本セット(スタンダードパッケージ)で十分。これに私のようにホームページ作成に色気があるなら「フロントページ」が入っていてもいいが、ホームページ作成ソフトはフロントページよりも易しいソフトがたくさん出ているから、別のソフトを選んでもいい。
 なお「パワーポイント」は使い道がない。不要。「アクセス」は使えそうで実は使えない。「ドロー」も、よほど易しい描画ソフトがほかにあるからこれも不要。「パブリッシャー」も米国的センスの出版物を作りたいならいざ知らず、日本的センスからするとイマイチ。

 結論。「マイクロソフト・オフィス2000」のスタンダードパッケージを買いなさい。


パソコンは最低人数分+1  〜ホントは人数分×2といいたいところ

 拙著「法律事務所のためのパソコン導入大作戦」(トール刊)の冒頭でも、いきなりかましてしまったけれど、私の事務所は、弁護士1名、事務職員2名(+パート1名)という構成であるにも関わらず、パソコンは全部で10台近く稼働している。

 そりゃなんでまた?と言われそうだが、一つには、「趣味だから」。自作PCやら新機種がでるたび毎に買い換えているから、こういうことになる。
 しかし、仕事で使う以上は、趣味以上に意義が見いだせなくてはならない。
 それは、「安定性」だ。
 Windows2000はさすがNTの流れを汲むだけあって、β版でも安定度抜群の感があるが、従来のWindows98やら95は、もう不安定を絵に描いたようなOSだ。もちろん、ソフトをあれこれインストールせずに素のまま使っていればそれなりに使えるのだが、パソコンというものは使いこなしてゆく内に、いろいろなソフトをてんこ盛りにしたくなるもの。これが災難の始まり。HDはゴミだらけになるわ、レジストリには無用な諸々が書き込まれるは、挙げ句の果てには起動した途端に、エクスプローラーがエラーで落ちてしまうことになる。
 そこで初心に立ち戻る。
 ソフトをいろいろてんこ盛りにするから不安定になる。不安定を回避しようと思うと日々のメンテナンスが欠かせなくなる。で、結局、PCメンテに割く時間が増えて、本業どころじゃなくなってしまう。
 だから、一作業、一パソコン。これを実践するのだ。
 会計業務用、破産・債務整理処理用、文書作成用、インターネット用、お遊び用、それから当然ファイルサーバーと、できるだけ分業させて、要らんソフトはてんこ盛りにしない。
 これが結局の所、安定した作業環境を創りあげる極意。
 ちなみに、パソコンを2台同時に使うっていうのは便利ですよ。
 片っ方で書面を書きつつ、もう片っ方で電子メールやホームページをメンテするとか、ホントウのマルチタスクが実現。確かに今のOSは擬似マルチタスクだけれども、あんまりいろんなソフトを同時に立ち上げていると、落ちちゃうからね(Windows2000はそうでもないけれども)。
 ただ、2台並べて使うとなると、モニタやキーボードも2台並べて・・・? チッチッチ×。モニタ+キーボード+マウスを兼用にできるアダプタって便利なものが市販されているんです。COREGAの「Changer KVM」というのがそれ。これは、キーボードのコントロールキーをダブルクリックするだけで、瞬時にもう一方のパソコンに切り替わってしまうという優れもの。これは凄い!ぜひ2台導入してお試しあれ。


持ち運ぶパソコンは何にすべきか 〜 SHARP Telios の薦め

 サブノートパソコンも捨てがたい所だけれども、今私のお気に入りは、WindowsCEマシンのSHARP テリオス

 なによりも起動が速い(もう、これは瞬時といっていい。)。それから電池の持ちが良い(ほとんど丸一日使える)。それから800×600の広くて視認性の良いTFT液晶画面。それでいて軽い。

 これだけでもう買いですな。
 鞄に無造作に入れて、外出先での起案とか、メールの送受信(DDIポケットPHSカード(MC-P110/TD)でケーブルレス接続。これで決まり!)、インターネットアクセス(判例検索)、エクセル(公益財団法人クレジットカウンセリング協会での執務用)なんかに便利している。
 唯一の難点は、インターネットエクスプローラ(ブラウザ)の表示速度の遅さ。これはいかんともしがたい。早急なバージョンアップか、サードパーティによるブラウザの開発が切望される。あと、手の大きい人だと、キーボードの小ささも気になるかも。
 キーボードの打ち易さと可搬性だけを考えると、NECモバイルギア2がよさそうだけれども、これは画面が小さいので、やはりテリオスにはかなわないと思う。


法曹マッキントッシュ事情 〜やっぱりマックは秀でていた。でもWindows2000か。

最近再び、マックを買った。

 何となくミーハーな感じがして気恥ずかしいのだが、例の「iBook」というやつだ。ブルーベリーのトランスルーセント(スケルトン)で、これを事務所の行き帰りにぶらぶらぶら下げている。これは気恥ずかしいどころか、かなり恥ずかしい。やはりビジネススーツにiBook・iMac系のマックは似合わない。

 しかし、8年前に初めてマックを買って以来、数年前までマック一辺倒だったのが、仕事でウインドウズを使うハメになって、結局、こんどはウインドウズ一辺倒になってしまっていた。こないだまで勤務していた事務所も、最初は私の影響でマックで揃えていたのが、去年からNTサーバーを入れてDOS/V機を大幅導入したし、今の私の事務所も、メインはNTサーバーに繋げたウインドウズ機がずらっと勢揃いだ。

 この中で私のデスクの上に、iBookがどてっと鎮座している。ノートとはいえ、やっぱりでかい。おもちゃのようでかっこうわるい。
 しかし、やっぱりマック。ハードのセンスはいいし、OSも安定していて使いやすい。ウインドウズの比ではない。PB2400cのような小型のサブノートマックがでたら、これはもう速攻で買って持ち運び倒すんだが・・・。

 パソコン減税枠(100万円以内機器の1年一括償却)が来年の3月まで延長になったことだし、G4マックを絶対に買うぞと意気込んでいる今日この頃。

 マック万歳!  でもWindows2000もがんばれ! ←なんなんだか・・・(笑)

 ・・・とはいうものの、やっぱり法律事務には、Windowsでしょう。OSとしてはタコだが、アプリケーションの充実度やデータの互換性、それから時代の流れからすれば、「現状では」Windowsをお薦めする。あくまでも、家庭用とか二台目以降の趣味用にマックを使うと新しい世界が開けると思う。


パソコン教室。通うべきか否か? 〜あははは。馬鹿らしい。

通う必要なし。ばからしい。あーばからしい。お金の無駄。

 ワープロを毎日ガシガシつかうはずの弁護士なら、習うより慣れろ! パソコンなんて壊れたらソフトを入れ直せばいいんだから、めちゃくちゃやって使い倒そう。そうしている内に覚えるもの。
 でも興味を持って接しない限り上達は望めないというのも事実。新人弁護士時代にいろいろな法的手続をあれこれ試行錯誤したことを思い返しつつ、パソコンにもトライするべし。

 だいたい、弁護士がパソコンを使いこなそうっていうのが大間違い。パソコン管理は事務職員に任せたら如何? そのために有能な事務職員を捜し当てるのです。

 でも無料のパソコン教室なら、冷やかしに行ってみるのもいいかもよ。

 

<東京弁護士会所属>
弁護士 小 川 義 龍
<第一東京弁護士会所属>
弁護士 遠 藤 幸 子

東京都新宿区四谷1-18 綿半野原ビル別館5階
小川綜合法律事務所

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