<徒然なる弁護士日記>

平成15年9月 update

平成15年9月14日(日) 再開!!
 

 永いことこのホームページの継続的更新をさぼっていた。

 別に飽きたわけでもなく、死んでいたわけでもない。ご推測のとおり、本業がすこぶる忙しく、なかなか更新作業に手が回らなかったのだ。本業が忙しいといっても、たががホームページの更新作業時間すらとれないほどの忙しさというわけではなかった。だから、本当のところは、ただ面倒くさかっただけということだ。大変失礼しました。

 ところで、なぜ今日になって突然更新作業を再開したのか。それは、ある素晴らしいHP更新ソフトを使用し始めたからだ。そのソフトとは、「マクロメディア・コントリビュート2」という。
 このソフト、ホームページの本格的作成には向かない。私のHPはマクロメディア・ドリームウェーバーで作成しているが、すこぶる高機能なだけに、普段から使いこなしていないと、ちょっとした更新作業の手順さえ忘れてしまうことがある。まして、所内全員がかかわって更新しようものなら、私が、ドリームウェーバーの使い方の基礎を先ずレクチャーしなくてはならない。これが面倒くさい。
 ところが、コントリビュート2を利用すると、いったん作成したHPの更新作業が実に簡単にできる。殆どブラウザの閲覧画面として自分のホームページを表示させながら、その画面のまま、コンテンツの訂正や挿入が簡単にできる。かつてブラウザを眺めながら、なんでブラウザって閲覧するだけで、訂正は出来ないんだろうと思ったことがあったが、それを実現させるソフトだ。だから、ソフトの印象としては、HP作成ソフトというよりは、訂正も可能なブラウザといったほうが正しい。

 HPの更新をさぼりがちな諸兄。このソフトを試用して見られたらいかがか。30日間フリーの試用版は、こちら

 

平成15年9月1日(月) うははw 
 

 実は今日は、9月1日ではない。

 だいたい、上に9月14日の日記があって、コントリビュート2を導入してようやくHP更新作業が面倒くさくなくなった、再開、とか書いているのに、何で9月1日が出てくるのか。当然、後書きのものであることを賢明な諸兄姉はおわかりになろう。・・・などと前置きするのも無駄なことか(笑)。

 本当は、去年の早秋からこの夏までの間に、すこぶるたくさんの出来事があって、書けば相当に興味深い事柄もあった。書きたい。しかし、そんな長い時期のことを一つずつ書いていたら、再び更新作業がとん挫してしまうから、ここは当面、9月の出来事だけ思い出してピックアップしてみようと思う。

 

平成15年9月2日(火) 厚生労働省で講演 
 

 実は昨年も行ったのだが、今日は、埼玉県和光市にある厚生労働省の研修機関「労働研修所」で講演をした。

 テーマは、「破産と会社更生手続の概要について」。 対象は、労働保険適用徴収官向けのものである。
  相変わらず私は、破産管財人だとか倒産事件だとか、主に精算型ではあるが、倒産手続などに関わっている。再建型が得意の大物の諸先生方からすれば話にならないくらいの小物の事件ばかりであるが、それでも負債総額が数十億単位の事件を扱うようになった。
  で、昨年は、東京地方裁判所の破産再生部(民事20部)からの推薦で、厚生労働省に派遣されたのだが、その時の講演が面白かったとのことで、今年は厚生労働省から一本釣りで講演を要請された。講演時間も、昨年の倍である午前中一杯3時間だ。
 企業などでの講演は定期的に行っているし、私は人前でしゃべったりすることは比較的好きなので、こういう仕事は全然苦にならない。むしろ本業のストレス発散の場として格好である。

 ただ、役所での講演であるし、倒産事件ではとかく優先的に扱われて弁護士としては内心複雑な思いもある公租公課を所轄する官庁での話でもあるため、普段の私のようなしゃべり散らかしはマズイ。そこは役所の立場、弁護士の立場をそれぞれ織り交ぜながら、中庸を心がけて公正なお話をするように心がけた。

 というわけで、いつもの企業講演ならストレス発散なのだが、今日はちょっとだけ疲れたかな。

 

平成15年9月4日(木) 取材  
 

  ある女性週刊誌の取材を受けた。

 といっても別に何かスキャンダルを起こしたわけではない。もとよりスキャンダルを起こしても、女性週刊誌ネタになるほど面白い私生活を送っているわけでもないのだが(笑)。

 取材内容は、「養育費について」。実は私は、決して離婚専門弁護士を標榜しているわけではないのだが(私は、最近の専門化傾向には余り感心していない弁護士の一人だが、あえて専門を問われれば、どちらかというとIT法務、企業法務、倒産事件を挙げるだろう。)、離婚事件は比較的興味深く関わってきたため、事件数は多い。離婚事件は、基本的な家事事件であるため、大抵の弁護士がそれなりに取り扱える類型だ。しかし、こういう男女問題はそもそも好きではないという弁護士も多く、離婚事件を殆どやらないというものもいる。そういう意味では、私は、専門にしたいわけでもないのに、経験だけは多く重ねてしまったため、それなりのノウハウが蓄積された。で、依頼だけではなく、こうして雑誌の取材を何ヶ月かにいっぺんくらいの割合で受けることになるわけだ。この女性週刊誌も今回が始めてではない。

 基本的に人と話をするのは好きなので、取材などは全く苦にならないのだが、しかし高額の取材料などが貰えるわけではなく、この手の仕事は、単に好きだからやっているというだけのことだ。雑誌にせよメディアにせよ、登場しすぎても全然儲かりはしないし、下手に知名度が上がるのも考えものだ。私は知らぬ間にちょこっと登場しているという程度なので、この辺がいちばん面白いポジションかなと。

 

平成15年9月8日(月) 春秋会執行部会
 

 この日記を最初っからお読み頂いている向きには、おなじみの「会派」ばなしである。

 あらためてお話すると、私が所属する東京弁護士会には、会派というものがある。属に派閥とも言うが、派閥というと政治家のイメージがあるので、身内の中では使っても対外的には余り使いたくない言葉だ。決して政治家の派閥にイメージされるような、金と票のつながりではない。弁護士の場合徒党を組まなくとも自分一人で稼げるから、会派に属さない弁護士もたくさんいる。だから私のイメージとして弁護士会の会派は、さしずめ「学生サークル」のノリである。要するにお楽しみ親睦団体だ。弁護士はとかく一人で仕事をするので、敢えて徒党を組んで、楽しくやってみようかというノリ。

 本年度は、私が所属する法友会8部「春秋会」で事務局長を仰せつかった。要するにやっていることは派閥の雑用なのだが、実を言うと私はこういう仕事には向いていない。事務局長は、幹事長の補佐役的な立場にもなるべきなんだろうが、弁護士会の抱えている諸問題には疎い私が、そんな補佐ができるわけもなく、結局のところ、執行部会の司会などとファックス送信係に徹しているような有り様。いやはや。でも結構楽しい。

 

平成15年9月12日(金) 行きつけの飲み屋さんにて
 

 相変わらず遅い時間に仕事を終えると、毎日必ず近場に飲みに行く。飲むだけでは健康に悪いから、食事をしながら飲むことが多いわけだが、大変お世話になっているある小料理屋さんから珍しく電話があった。

 その小料理屋さんのご店主いわく、うちのお客さんで困っている人がいるとのこと。そのお客さんがどんな人かはちょっとここでは言えないのだが、著名な仕事をしている人だ。そのお客さんは決して初めて聞く名前の人ではない。もともとそのお店では何年も前から挨拶程度は交わしていたのだが、実際に話をしたことは殆どない。

 ただその人が困っているということはなかなか珍しいことのような気がしたので、すぐさま駆けつけた。私はいわゆる往診は原則としてしていないのだが、困っているとの呼び出しにかこつけて、早く酒を飲みに行きたかったという気持ちも半分以上ある(いや、殆どかな(笑))。

 事務局に、「ちょっと仕事、仕事」とかいいながら、怪しまれつつ事務所をあとにして、お店に駆けつける。その後の相談内容は、あれこれあって、あれこれ解決策を示して、その人には大変感謝された。

 おかげで、何年も挨拶程度しか交わしてなかった人なのに、また年齢も違うのに、「○○ちゃん」付けのレベルでのおつきあいが始まりそうな気配だ。

 飲み屋で友好を深めるというのも、実は私の持って生まれたキャラクターではなかったのだが、最近は、ぼちぼちこんなのも増えてきた。

 

平成15年9月13日(土) 役員会
 

 昨年度より、あるIT系上場企業の監査役を務めている。毎月第2土曜日に役員会があるのだが、今日はその日。

 若い企業だが、組織造りもきちんと行い、財務報告などもしっかりしている。予め資料が配布されていて進行役も決まっており、実にわかりやすい。もとより、役員会だけで企業の具体的経営方針をすべて決めているわけではないから、監査役の私として経営内容についてすべて把握しているわけではない。

 しかし、むしろ監査役としては、経営の内側に入りすぎるのは好ましいことではない。まさに「監査」を行うわけであるから、ある意味第三者的に、白紙の状態で臨んで、そこで披歴された事柄或いは演繹される事柄について素朴な疑問をぶつけたり、批判的な立場で検証をする必要があろうかと思う。

 私を含めて役員の殆どが若いが、幸い、もうひとりの監査役が、ある大企業で財務を担当した経験のある重鎮で、物腰は柔らかいが、少なくとも財務経理等に関する鋭い指摘をなさる。いつも役員会に出席すると、この方の実に的を射た的確な指摘に敬服させられるところだ。

 私にしろ、この会社の社長にしろ、自分の仕事ないし経営に関してはそれなりに自信家であるが、それでも年長者の意見は聞いてみるものである。

 

平成15年9月16日(火) 無題
 

 ある訴訟が係属している。今日は、その訴訟の第2回口頭弁論期日にして、最後の期日となった。

 その内容について披歴できるのはもう少し先になりそうだが、意思の食い違いというものは実に不幸な出来事を生むと思われる訴訟だ。また、弁護士のあるべき姿というものについても考えさせられた。私(とその依頼者)に正義のある訴訟だと確信しているが、その結果はいかなるものになろうか。

 

平成15年9月17日(金) 弁護士会館会員室
 

 霞ヶ関にある弁護士会館は、日本弁護士連合会(日弁連)、東京弁護士会(東弁)、第一東京弁護士会(一弁)、第二東京弁護士会(二弁)その他関連組織が入っている。

 私が所属する東弁はこの会館のうち4階から6階のフロアーを占める(7階もそうだが、ここは二弁との合同図書館である。)。

 ここにはどんな施設があるかというと、弁護士会の各種委員会や研修などを行なう会議室、これは5階にある。弁護士会の事務局や役員室、これは6階にある。そして、会員室や面談室、これは4階にある。法律相談などを受け付けるセンターもあるが、これは東京三会合同のものとして3階に集約されている。

 この中で私がよく利用するフロアーは、4階と5階。一番多いのは5階だと思うが、一番和めるのはやはり会員室がある4階だ。会員室は、弁護士専用のラウンジで、ソファや執務用の簡易机がいくつか置いてあったりする。弁護士以外は入れないから、裁判の空き時間などでここで次の裁判の記録を読み返したり、パソコンをいじったり(このHPも前掲のソフトのおかげで、モバイルからも更新できるようになったから、たまに会員室から更新したりしている。)、ぼーっとしていたりする。

 ぼーっとしていると、結構、顔なじみの弁護士がやっぱりぼーっとしに来たりして、空き時間の間中、仕事の話やらプライベートな話やらに花が咲くことがある。

 いまの弁護士会館は8年ほど前に竣工した見事なものだが、それ以前には、戦前からの古色蒼然たる低層の会館が、今の会館の裏手に3つ並んでいた(今は東京地裁の駐車場になっているあたりである。)。

 私も弁護士登録して数年間、この旧会館を利用する機会に恵まれたが、旧会館の会員室は、ちょうど入り口を入ってすぐの右手に広がっていた。いかにも戦前のサロン的な、よく言えば厳かな、悪く言えばぼろっちい部分があったが、しかしやはり年輪を重ねた重みのある会員室というのが正しいだろう。

 新人弁護士のころは、会員室に行っても知り合いがいるわけでもなく、なんだか入ることすらためらわれたが、新会館の会員室はきれいでこざっぱりしており、利用しやすい。

 

   
   
   
   
   
   

 

<東京弁護士会所属>
弁護士 小 川 義 龍
<第一東京弁護士会所属>
弁護士 遠 藤 幸 子

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小川綜合法律事務所

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