<徒然なる弁護士日記>

平成11年8月〜平成12年1月の日記


平成12年1月30日(日)  巷で流行る「キックボード」なるものに挑戦

毎日私は、事務所と自宅を徒歩で通っている。約5分の道のり。
このところこうやって歩いていると、自転車のようなスケボーのような、銀色に光る妙な乗り物に乗って私の脇を加速してゆく若者が目に付くようになった。

どうやら「キックボード」という代物らしい。(←写真でご紹介しておきました。)
で、なんだか欲しくなって、欲しくなるともう抑制が利かなくなるのが私。休日の今日、早速、お茶の水のヴィクトリアに行って買ってきた。1万6000円也。売り切れ続出らしくて、すぐに入手できたのはラッキー。
帰り道、北の丸公園に行って、早速試乗。最初はちょっと安定がつかめなくて、見ているほどに楽な乗り物とは思えなかったが、ちょっとコツをつかんだら、これが面白い。スキーのような感覚で、すいすいと進む。1時間ほどうろうろとしてみて、調子に乗ったところで・・・転倒。

顔面から着地して、右目の周りをすっかりすりむいてしまった。トホホ・・・
慣れないことはするもんじゃない。そんなに若くないんだし。
と反省しつつ、意気揚々とキックボードで帰路につくのでした(笑)。

平成12年1月28日(金)  東京修習の同期と呑み会

司法修習時代の友人たちと銀座で懇親会。

東京で司法修習していた仲間と数カ月ぶりに酒を酌み交わす。裁判官となった仲間も来ていて、そのうち一人は東京地方裁判所の破産部の判事。今の破産部は、大改革の時期にあって、弁護士から見て評価できることや要望・意見などを話す。彼は有能な裁判官で、私の意見によく耳を傾け、質問に的確に答えてくれる。
 友人だからといって、甘い顔をされるわけではないのが法曹界だが、それでもこうやって友人としてお互いの立場で意見交換が気軽に出来るのは、机を並べて共に学んだ仲間だからこそ。貴重な時を過ごした。
検察官の仲間が来ていなかったのは残念。

とはいえ、殆どくだらない話で大騒ぎしていただけという意見もあるけれど(笑)。

平成12年1月27日(木)

昨日に引き続き、今日も新聞社からの取材あり。事務所の中もフィーバー状態(笑)。

午前中、松戸であるハウスメーカーの代理人としての裁判。午後は、やはり同じハウスメーカーの別件の控訴審裁判所との打ち合わせ、その後、またまた同じハウスメーカーから依頼されている講演(昨年末新立法された「定期借家権」のセミナー)の打ち合わせ。さらに、またしてもこの会社の別件の保全命令申立も。
なんだか一日、同じ会社の事件ばかりに終始してしまった。「○○づくし」とはこのことですな(笑)。

夜になってようやく落ち着いて、裁判所の帰りに買った文庫本「夜間飛行」(サン・テグジュペリ作)をぱらぱらめくっている。昭和初期の書物というのは、国内海外を問わず、琴線に触れるものがある。私など生まれる遙か前のことなのに、何か懐かしい感じがして。

平成12年1月26日(水)  マスコミの取材

今日、地方のテレビ局数社より電話取材を受けた。

もちろん、私が何か悪いことをして取り上げられたわけではなく、むしろ世間的には評価されうることで取材を受けたわけだが、マスコミの動きというのはいかにも迅速だということを思い知る。
弁護士業務を行うにも、これくらい迅速に動いて市民サービスに相務めるべきだなと、毎日いろいろな経験を積みつつ、「勉強になる」と一人得心する日々。
マスコミからも、国選弁護でたまたま接見に行ったヤクザものからも、成功し或いは倒産させた会社の経営者からも、法律援助センターの相談者の生活保護受給者からも、あらゆる場面で考えさせられることが多い。これほど多種多様の人生に関われる職業というのは少ないのではないか。
だから弁護士はやめられない。

でもね、依頼者の苦労や期待を一身に負わなければいけないってのも辛いもんで、やめられればやめたいと思うこともあるんですよ

平成12年1月24日(月)  国側の訴訟代理人は誰

前に勤務していた事務所時代からやっているある建築紛争絡みの事件の控訴審の準備書面を起案する。

係属中の案件なので詳しくは話せないが、こちらはあるハウスメーカーの大企業。一緒に国も訴えられた。このため、国側と私側の会社とそれぞれが被告と言うことで、国側の代理人と一緒に応訴していた訴訟。
国が被告になった場合って、誰が出てくるか知っていますか?
ケースバイケースではあるけれど、大抵は、「訟務検事」といって、法務局付きの検事が法廷に出てくるのです。検事というと、刑事事件を訴追するっていうイメージがあるけれども、国が被告になる場合や家事事件で一定類型に当てはまるケースでは、検事が訴訟代理人として登場してくる。この訟務検事、検事といっても、もともと裁判官だったのが一定期間法務局に検事資格で出向してきているケースも多く、真面目かつ的確な訴訟追行をされるので、大変に参考になる。

平成12年1月22日(土)  弁護士のホームページ考

 「法律相談箱<掲示板>」を開設して以来、このホームページもアクセス数が伸びてきているようで、好評のメールなどちらほら頂くようになった。励みになって、嬉しい限り。
 今のところ、相談数も少ないので、全部に対してすぐ回答しているけれど、これから余り増加してくるようだと、相談箱の「注意点」にも書いたように回答できないものも増えてくると思う。これは残念。なにせ多忙な業務の片手間に趣味でやっていることだから。

 弁護士のホームページは数あれど、法律相談はお断り或いはメールでというところや、おきまりの弁護士報酬規程や裁判の仕組みなどを無難に載せただけというところが多い中、私としては個性を打ち出すつもりで、あえてこういうホームページにしてみた。
 弁護士が余り砕けすぎるのはどうかと先輩の諸先生方からのご叱咤があるかもしれないが、しかし、市民に開かれた法律事務所、市民にわかりやすいリーガルサービスを目指す弁護士としては、これでも未だ足りないと思っているくらい。

 また他方で、レイアウトやページ構成など余りにもよくできすぎている弁護士のホームページもいくつかあったりして、「どれどれ、どの先生が作っているんだ?」と覗いてみると、どうやら業者委託らしかったり。こういう他人任せのホームページにもしたくない。
 弁護士や事務職員が、自分で日々更新し、市民の皆さんと交流できるような、こういう手作りのホームページでなければ空虚じゃないかと思う。業者任せで、弁護士や事務職員などの現場担当者が全然メンテしていない(らしい)ページなんて、企業じゃあるまいし、法律事務所のホームページとしては失格じゃないかと思うんだけれど。
 でも業者委託できるくらい資金潤沢な先生が羨ましいというのも本音(笑)。

平成12年1月21日(金)  事務所内事件管理システム

事務所内でどう事件管理をするか。

このホームページの「弁護士のためのページ」でも試行錯誤の跡がうかがえることと思う。
今日は、思い切ってグループウェアを導入してみた。「サイボウズOffice3」というのがそれ。60日間無料で試せるというので、ダウンロードした。
ブラウザで閲覧するWeb方式のものは、個人的にはどうもしっくりこないのだが、とりあえずスケジュール管理とToDo、プロジェクト管理はバッチリ共有できて、事務局の佐藤さんにも好評。60日間、じっくりと使い込んでみるつもり。
この使用記は、いずれ「弁護士のためのページ」にてご紹介。

平成12年1月20日(木) 

昨年末、ある顧問会社から少額の未回収債権多数の回収依頼を受けた。

一件ずつ訴訟提起していたのでは私の体が足りないし手間も大変。かといって内容証明郵便などで請求してもらちがあきそうにない。
そこで私が選んだのは、「督促手続」。一種の裁判手続だけれども、相手方から期間内に異議が出ない限り、判決と同じ効力が生ずる。この督促手続の結果裁判所から出される書類のことを「支払督促」というが、支払督促は書面審査だけで簡易迅速になされるので、こういう多数の少額債権回収のための第一歩としては効果的。サラ金業者などがよく使う手でもある。
書類作成はルーチンワークなので、事務職員に事細かに指示して作成させる。さて、支払督促の効果のほどは?

平成12年1月18日(火)  生活保護者の相談を受けた

「ある生活保護者の相談」 〜印象に残った出来事シリーズ

先日、新宿にある公的援助機関「財団法人法律扶助協会」の夜間法律相談担当として執務した。その日相談にきたのは、40代半ばの男性。相談内容は、7年以上も前に、生活苦から借入したお金の取立てが、最近になって再び来るようになったというもの。
金融業者からの借金は、最終返済日あるいは最終支払い約束日から起算して5年で時効消滅してしまうので、この人の場合、借金は全部時効消滅してしまっている。だから、借りたお金を返すのは道理であったとしても、生活保護受給者で返済能力が全くない以上、このさい時効消滅の主張(援用)をするのがいいとアドバイスした。本人は、ほっとした様子。
ここまでは、ありがちな相談と回答。

この相談者、ほっとしたのか、引き続き身の上話をし始めた。

このように生活が苦しくなってしまったのは、ある日突然発病した難病のためだとのこと。これは皮膚の病気で、今後も治癒の見通しがないらしい。
しかしこの病気が発病するまでは、月商で1200万円を超える飲食店を経営するやり手だったらしい。それも、彼が経営に参画するまでは月商400万円程度しかなかった店を、自分の手腕で半年のうちに3倍の月商に持ち上げたんだそうだ。

ところがが、病気が進行したために店をやめざるを得ないことになった。まして飲食店という性格上、病気のある自分が別に新たな店を始めるわけにも行かず、結局、その後は自分の才能を活かせずに、生活保護を受けるまでにいたったしまったのだとも。
自分はこれだけの才能があるはずなのに、この先それを咲かせる目処はなくって、生活保護を受けなくてはならない、こんな辛いことってありますか、ともつぶやいていた。そして、ほら、こんな風になっちゃっているんですよ、と腕まくりしてケロイド状になった皮膚を晒した。病気のためには清潔を保っていなければならないのに、他人が不快感を覚えるといけないというので、銭湯にも行けないんだそうだ。
今の自分からすれば、こんな昔話、信じてくれないですよね、と悲しそうな目で、しかし一方で、久しぶりに自分の昔の話を聞いてもらって満足げな表情も併せながら、1時間の相談を終えた。

このところ生活保護者の借金苦の相談を立て続けに何件も受けるが、どの人も、それぞれに深い事情や背景があって、胸に残ることしきり。それと同時に、弁護士としては、法律的解決以外にはなにもしてやれず、かといってその一刀両断な法律的解決が果たして本人の現状を大きく変えるものかというとそうでもなく、何か自分の限界を思い知らされるような相談が多い。私の回答に、一様に満足して帰ってゆくのだが、果たして、本当に満足させることができたのかどうか。
こういう思いは、毎度のこと。事件にあたるたび、いつもいつもこういう思いが寄せては返すのが弁護士というものか。

平成12年1月17日(月)

午前中、神田にある弁護士会のクレサラセンターの相談担当弁護士として執務。
朝方よりみぞれ交じりの雨が降っているため、相談者の足も遠のいたのか、2時間の待機時間のうち、1件30分の相談のみ。このような天気だと、ただでさえ憂鬱な日々を過ごしているであろう多重債務者も、相談に行くのすら億劫になるのだろうか。しかし、早期発見早期治療が鉄則。とにかく早めにしかるべき弁護士のところに相談に行って欲しいものだ。

相談担当をお昼に終えて、秋葉原に流れてゆく。去年夏まで勤務していた佐瀬米川法律事務所はこの神田クレサラセンターのすぐ近くにあって、時間があるとよく秋葉原めぐりをしたものだが、最近四谷に移ってからは、新宿へは行くものの、秋葉原に平日行くことは殆どなくなっていた。
事務所の一番古いパソコン(IBM Aptiva TAE)にアクセラレータを入れたかったので、ラオックスに行く。ここ(ザ・コンピュータ館)は、値段はそれほど安くはないものの、たいていの商品が揃っているので有難い。以前秋葉原のパーツショップを巡っても置いていなかったAMD-K6-2/400MHzのアクセラレータが、ラオックスには全商品揃っていた。2万円也。購入して、早速事務所のPCにインストール。ベンチマークを取ってみたら、PentiumII/450MHz相当になっていて、いままでのMMX Pentium 233MHzの倍くらいのスピードが出ている。満足。でも、このPCはメモリーが64MBまでしか搭載できないのでこれは不満。やっぱり128MBにしないとHDアクセスが多くてせっかくのスピードが犠牲になってしまう。

・・・なんだか、ここ1ヶ月、弁護士日記じゃなくて「パソコン日記」になっているなぁ(笑)。

平成12年1月15日(土) 

静かな土曜日。来客もなく、電話も殆どかかってこない。

事務局の佐藤さんがお風邪を召したようで気の毒。でも事務局は、隔週休二日で稼動。私は、無休(笑)。自由業にあこがれて弁護士になったのだが、これほど不自由業もない。
でも精神的にはとっても自由かな。上司もいないし、誰に気兼ねすることもないし、まじめに仕事をしていれば食いっぱぐれもまずないだろうし。

平成12年1月14日(金)

離婚の相談と不倫の相談が立て続けにある。

家族関係の事件(離婚や相続)は不断に生起しているという印象。医者にとっての風邪の治療のようなものか。でも風邪と違って、法律問題、とりわけ家族関係の事件は、根のところが深いので、全部が難事件であるといってもいい。法律家というよりもカウンセラーとしての意識や識見が求められる。
家族関係の事件を扱っていつも思うことは、「他人事ではない」ということ。自分の生きざまにオーバーラップさせてしまうことしきり。

平成12年1月12日(水)  iMode買い換え

夕方、裁判の帰りに新宿に寄ってiModeの携帯を買い換えた。
今まで使っていたのがN501iという折畳式の無骨なヤツ。これを最新のD502iというカラー表示可能な軽量なものにした。機種変更しようと思ったら10ヶ月待たないとできないとのことで、私の場合あと一月ほど足りなくてアウト。でも、すでに購入モードに入っている私としては、どうしても欲しくて、結局新規契約をしてしまった。だから、携帯番号が変わってしまいました。この日記を読んでいる知人の方々、新しい携帯番号はお問い合わせください(笑)。

しかし、カラー液晶表示はいい。おもちゃ感覚ではあるけれども、私のようなPDA(携帯端末)マニアにはこたえられない。これから各種設定をして夜更かししようというところ。

買ったばかりの新しいおもちゃの設定をする暇もなく、今晩は所属している弁護士会の会派「春秋会」の新年会が霞ヶ関の法曹会館で開かれた。私は、平成12年度の執行部(事務局次長)をおおせつかっているので、その打ち合わせの意味も含めてこれに出席した。
 弁護士会の「会派」とは、要するに会内派閥で、弁護士会の政策やら人事やらの意見調整や、弁護士相互の親睦を図る私的な団体だ。私が所属する春秋会は、上位機関に「法友会」という会派連合があって、数年前にこの法友会の事務次長を務めたこともある。派閥というとなんだか生臭いが、別に利害関係があるわけでもない弁護士会内でのこと、要は大学のサークルの如き仲良しグループといった実態も持っている。弁護士は孤立して仕事をしがちであるため、こういうグループに所属して先輩後輩などの交流を深めることは有意義だ。仕事のノウハウなどの情報交換もできて心強い。
この新年会で、久しぶりにお目にかかる先輩弁護士たちから、パソコンについての質問をたくさん受ける。弁護士会には私のようなパソコンオタクは珍しくて、こういう会合に出ると、必ずパソコンの話が出る。それだけ弁護士もパソコン導入に対する意欲があるということだが、使えている事務所はまだまだといった印象。世間並みにも達していないのはいかがなものか。

平成12年1月11日(火)

 実質的な仕事始め。
 午前中、クレジットカウンセリング協会での執務をこなして、午後、年末年始にどっさりとたまった郵便物やファックスをこなす。
 ファックスに対する返信や郵便物の処理、記録への編綴などは事務職員の仕事。いやはや単純作業をよくやってくださっています。うちはまだ小さな事務所なので、事務職員ごとに適材適所作業分担させることが残念ながらできないものの、いずれは、仕分け作業のような単純作業は、それなりの人材に分担させて、今いる有能な事務職員にはもっと実質的な仕事だけをしていってもらいたいところ。

 法律相談箱<掲示板>のCGIを、コメントチェーン形式で表示できるより高機能なものに差し替えた。KENT WEBの「Web Forum」というスクリプトだ。このところCGIコントロールを覚えたものだから、うれしがっていろいろやりたくて仕方がない(笑)。

平成12年1月10日(月)

法律相談箱<掲示板>もとりあえず稼動しているようで一安心。

ただ、これは試みに稼動させているものなので、今後の反響次第ではいろいろと改変してゆく予定(たとえば、パスワード入力方式の登録会員制にするとか。)。
インターネット上でこのような形で法律相談をしている弁護士は、比較的少ないと思う。その理由を推測するに、「対応の困難さ」が挙げられるだろう。法律相談というものは、直接面談して、一問一答に詳しく事情を聞いて把握しなければ、なかなか的確な回答はできないもの。ましてネットワーク上の限られた情報から判断するのはかなり困難な上、回答を書き込む手間も馬鹿にならない。このため、弁護士会などでもアイディアとしては昔から出ているものの、一向に実現しない。
そもそも弁護士の法律相談は、一種の「商品」なわけで、これを普通以上に手間をかけて無償提供するというのは、多くの弁護士にとって抵抗があるところだろう。
それをとりあえず市民サービスということで、試みてみたのがこのホームページ。ただし、よい反響がなければ閉鎖する可能性も。先行きどんなことになるだろうか。

平成12年1月8日(土)  法律相談箱<掲示板>、いよいよ稼働!

いただいた年賀状などを事務職員と一緒に整理する。
年賀状は面倒くさい風習だと思いつつも、右へ習えで従っている。
しかし、もらってみると、それぞれの方の近況がわかって大変に面白い。ただ形ばかりの賀状はぜんぜん印象に残らないが、一筆添えてあると、それがその人をよくあわらしていたりして楽しい。年賀状と暑中見舞いでしか音信のない方もいたりするので、やっぱりこういう風習は必要なのかとも思う。
当HPの法律相談箱<掲示板>CGIがようやく開始!

平成12年1月7日(金) 

仕事始め。

正月・ゴールデンウィーク・夏は、それぞれ休みを10日くらいは取るようにしている。普段、土曜日も仕事をしているので、まとまったお休みは事務職員の休養のためにも必須。だから、一般の企業よりも始まりが遅いほうかもしれない。
結局、正月休みは、どこへも行かずPC製作に明け暮れた。いや、ホントウに明け暮れたわけで、学生時代さながら、昼夜逆転した生活。夜通し、PCをいじりまわしたり、ソフトをインストールしたり、関連書籍を読み漁ったりして、朝方眠って午後に起き出し、秋葉原めぐりなど。数日は、徹夜したりした。
これだけPCにドップリ漬かっていると、どこにも行楽に行かなくても、それはそれで十分休養した気になる。いやはや、PCオタクといわれる所以か(笑)。

結局仕事始めといっても、休みの呆けた状態が抜けきらず、夕方ころに出勤。あまり仕事にはならなかった。

平成12年1月1日(土)   迎春

新年明けましておめでとうございます。

午前中、自分の実家に行って年賀の挨拶をして食事をし、そのまま事務所に戻ってきた。
もうすっかり仕事モードからPCモードに切り替わってしまっていて、昨日3時間で作り上げた自作PC(詳細は「弁護士の余暇」で・・・)へのソフトインストールが気になって仕方がないので事務所にいる。ネットワークカードのドライバを認識しないのだ。原因は分かっているのだが、解決するには新たにカードを買わなければいけない。

平成11年12月30日(木)

28日に対外的には事務所を閉めて、それでも私も事務局も、なんとなく事務所に来て仕事をしている。

仕事といっても、事務局では年賀状印刷(これがまたカラー印刷で凝ったヤツを作らせているもんだから、時間がかかる)。
私はといえば、残務をサクサク仕上げて・・・いるはずなのだが、どうも自作PCに目覚めてしまって、やっぱりチップはi820よりもまだ安定した440BXでしょうとか、グラフィックボードはGeForce256かなとか、ひたすらハイエンド機をいかに安く仕上げるかに思いを巡らせている。
そうしてちょこちょこと新宿やら秋葉原やら覗きに行っては、昨日はビデオキャプチャーボードを見つけてインストールしてみたり、今日は筐体を探しに行ってみたり・・・と。
そんな中で、最近見つけて気に入ったのが、「Happy Hacking Keyboard Lite」というUNIX配列の超小型キーボード。これは知る人ぞ知る名キーボードの廉価版なんだそうだが、実に省スペースでキータッチもすこぶる良い。昔あこがれの「マイコン」」にAppleIIというのがあったがご存じの向きはあるだろうか。そのキータッチに近い。テンキーもファンクションキーもないのだが、文章を書くにはこれ以上のものはないような気がして、悦に入っている。

こんな具合で、ここ数年、年末になると、PCを自作してみたり、HPをいじってみたり、ゲームに没頭してみたり、毎年、暮れ正月は遠出しないことにしているので、たっぷりある時間を無為に使っている。こういうのもいいもんだ。
でも、年明けの仕事ラッシュが恐ろしい(笑)。

平成11年12月29日(水)  税金か・・・

親しくしている税理士の所に、今年度の税金の相談に行った。

とりあえず人並みの弁護士として税金を払うことになるようで、国民の義務を果たせるように思う反面、なにか釈然としないものも残る。
いくら売り上げを上げても、結局、税金に取られるから、それなら認められる経費を使うしかないという考えになる。もちろん、この経費は恣意的なものは認められないから、結局の所、事務所の什器備品だとか消耗品、それから事務職員の人数や給与を増やす形で応ずるしかない。
でもいくら経費を使うといっても赤字になってしまっては元も子もないから、これにも限度がある。弁護士の脱税なんて笑えないし、法人なら出来る節税も、われわれ弁護士にはなかなかできそうにない。

結局、税金として払うか、人(事務職員の皆さん)のために払うか。いくら売り上げを上げても、自分の手取りがそれに比例して増えるわけではない。皆さんの幸せのために仕事をしているようなものだな。
勤務弁護士時代よりも、むしろ苦しい生活になっているかも知れない(笑)。

平成11年12月26日(日) 

遅ればせながら、我が事務所のサーバーに、Windows NT service pack4をインストールして、NTサーバーOSをアップデートした。ついでにOption Packも入れて、しばらく放っておいたOffice 2000のWeb追加機能であるWeb Server Managerを使えるようにしてみた。
OfficeのWeb機能はこれから要検討事項であるが、これでようやくサーバー環境が整った感がある。なによりなにより。

ホームページの方も、HTMLを直接いじって修正を加え、ついでに掲示板CGIの試行版をアップロードしてみた(未だ実際には使えないようにしてある)。
法律相談箱のキモが、このCGIであるだけに、正月休みをかけていろいろと試行錯誤してみるつもりだ。

本業の弁護士業務の方は、年末いっぱいまで続けるが、一日の大部分をPCメンテナンスに費やしている。事務職員に任せるどころじゃない(笑)。

平成11年12月25日(土) クリスマス
世の中はもう殆ど正月休み体制。
裁判の予定もなく、事務所にかかってくる電話も依頼者との打ち合わせ予定もめっきり少なくなった。こういう時期こそ、腰を据えてまとまった書類作成やら後回しにしていた雑件などをガシガシ処理できる・・・と思っていても、結局、ホームページの作成に一日を費やしてしまった(笑)。
ほとんど趣味に走りつつある。
平成11年12月24日(金) クリスマスイブ
今日は一日外出。
午前中、当番弁護士で要請を受けた被疑者の接見に、警察署へ向かう。容疑は、障害事件。
午後は、川崎で商工ローン相手の裁判が一件と、相模原で買掛金の支払いを求められている裁判が一件。いずれも裁判自体は10分で終わる。でも移動時間が長くて、相模原から東京に戻るまで、渋滞にハマって3時間もかかってしまった。相模原からの帰りには、いつも車で行ったことを後悔する。でもやっぱりいつも車で移動してしまう(笑)。
平成11年12月23日(木) 冤罪事件なんて他人事じゃないよ

10月から、早稲田経営学院(Wセミナー)というところで、週に1回、司法試験受験生向けに刑事訴訟法の講義をしている。
今日はその最終講義。かつては検察官になろうと真剣に考えたこともある私は、刑事訴訟は趣味的な学問分野でもある。弁護士になったころから、年に何回か、この学校で刑事訴訟の講義を受け持っている。
訴訟法の理解には、「イメージ」が大事。ただ教科書を読んでいるだけだと、つまらない手続法だけれども、実際に裁判の実体に触れてイメージが出来ると、サクサクと理解できる。

ちなみに、刑事訴訟法の核は、「適正手続の下での真実発見」。「9人の犯罪者を逃しても、1人の無実の人間を処罰するなかれ」という思想。
人権人権と、空虚な言葉を振り回すのは、私は余り好きではないけれども、刑事訴訟に携わってみると、やっぱり人権の重さがのしかかってくる。
刑事事件をやらない弁護士は結構いるけれども、私は、この先もずっと刑事事件には携わるんだろうなあ。

われわれ弁護士が行っているのは、決して犯罪者の弁護だけではないのです。
将来、無実の人間が一人たりとも冤罪に陥れられないように、今、適正な刑事訴訟手続が行われるように監視する役割があるのです。オウム弁護団なども、そういう趣旨でいるはず。
「犯罪者をどうして弁護するの?」なんて言わないで!
犯罪者を弁護するんじゃなくて、「あなた」が将来、犯罪者に仕立て上げられないように、今われわれ弁護士が適正手続を守ろうとしているのです。

冤罪事件て、意外とあるもんなんですよ。あなたにも、決して他人事じゃない。

平成11年12月22日(水)

年の瀬となり、企業からの電話が日中余りかかってこなくなった。裁判所も今週でおしまいだから、いそいで準備しなければならない裁判の予定もなし。
相変わらず依頼者などとの打ち合わせは沢山入っていて、スケジュールはいっぱいだけれども、もうじき正月休みという精神的余裕はたっぷり。おかげで、このホームページを大胆にカスタマイズする時間がとれた。凝り出すと止めどもないのが私の性分で、事務局の面々も呆れている様子。

リニューアルHPに向けて、アイディアが膨らむ膨らむ。

平成11年12月21日(火)
午前中、公益法人クレジットカウンセリング協会の年内最後のおつとめを終えて、今日は破産の審尋が2件、労災事故の裁判が1件あった。おかげで、午後から殆ど東京地裁に詰めていた。
東京地裁では、破産手続の適正迅速化を推し進めていて、今日の破産審尋でも、1件は近時創設された「少額管財」制度でやるとのこと。いままで、同時廃止と管財事件と二者択一だったのが、その中間的な制度が出来て、しかもフレキシブル。申立代理人としては有り難い限り。これで、金銭的(予納金の用意)に破産しにくかった少額資産を有する多重債務者がかなり救われるはず。やるな!東京地裁民事20部!
平成11年12月20日(月)  Windows2000って凄そう

裁判の帰りにぶらっと立ち寄った本屋に、コンピュータ雑誌「ASCII」の新年号があった。

その付録に、「Windows2000」β版がついていたので、購入して、自宅に転がっていた自作パソコン(PentiumII/400Mhz, Asustek P2B)にクリーンインストールしてみた。
凄い凄い! 何のトラブルもなくあっと言う間にインストール完了。TAも認識して、完全なWindows2000環境がすぐに立ち上がってしまった。Windows、見直したぞ。Macに負けず劣らずだ。
「ふんわり・・・」っと出てくるメニューが印象的。いいぞいいぞ、洗練されている。操作性は殆ど98と変わりないのに、ここに来て漸くMacOSと比肩する出来になった。

で、Windows2000を面白がっていじっている内に、空が白々としてきてしまった(笑)。
新しいパソコンやOSを手に入れると、いつもこうだ。

平成11年12月19日(日)  心機一転!

いやはや、大変に久しぶりにこの弁護士日記を書いている。

8月に独立してこのHPを試行的に立ち上げて、とりあえず器だけ作ってはみたものの、異常な忙しさで、HPメンテどころではなかった。全然書き加えられないこの「日記」にご不満を募らせていた諸兄、大変に失礼を致しました。
ようやく年末になって、例年のことながら、HPをさわやかにアップグレードしようかという意気込みが涌いてきたところ。今日は手始めに、前々より暖めていたアイディア「弁護士のためのページ」を作成してアップしてみました。
このページ、私から弁護士に向けての随想という感を呈するものですが、読み手は弁護士に限らず。むしろ一般の方が読んで、弁護士の生態の片鱗でも窺っていただければとも思って作りました。

なお、このHP、年明けころまで、頻繁に改定してゆく予定。大幅な変更もありうるので、こうご期待!

平成11年○月×日(△)

この弁護士日記が滞っている間、私はいったい何をやっていたのかというと、それは仕事。


当たり前のことだけれども、独立してから何でこんなに突然忙しいのかというくらい忙しい。別に派手な営業をしているでもなし、怪しい仕事?をしているわけでもなし、勤務弁護士時代と同じようなやりかたをしているのに。
でも、自分で看板を掲げるとそれだけで信頼度が増すようで、のみならず、専属の事務職員を複数雇って思い通りにマネジメントしていると、c/pも挙がるよう。

専門のネットワーク法務の相談も、このところ一段と増えて、先日も、旧知のある有名人からネットワークを利用した起業についての相談を受けた。これはマル秘。
それに、本の執筆だとか、講演依頼だとか、本業以外の仕事も結構舞い込んだりして、バリエーションに富んだ業務は面白いもの。

平成11年9月2日(木)
今日は、裁判の予定も来客の予定も一件も入っていない。しかも電話もあまりかかってこない。珍しい日。今日は、早めに事務所を閉めてゆっくりしよう。こういう風に融通がきくのも自分で経営している事務所ならでは。勤務弁護士時代には、こうはいかなかったなぁ。
平成11年8月31日(火)  友人のI弁護士と
いろいろな事件を共同受任している同期の友人であるI弁護士と事務所で打ち合わせの後、近所の小料理屋で事務職員らを交えて会食。彼は有能で誠実な人柄なので、私のようなアバウトな(?)弁護士としては、事件を共同受任して一緒に遂行してゆくのは心強いもの。会食の席でも、初めてゆっくり話をしたウチの事務職員らに好感をもたれていた。
平成11年8月28日(土) 学生時代の友人たちと

夕方から、大学時代の同期の連中が、私の事務所開きのお祝いに訪れてくれた。大学では、民法の田山輝明教授のゼミナールに参加していた。その時のゼミ生の面々で、大学2年のころからのつきあいだから、もう15年くらいになる。同期は、15人程度だが、その半数が法曹になった。暗黒の司法試験受験時代を共に過ごした連中だ。

今日のメンツは、そのうち、裁判官1人、検察官1人、弁護士2人、大学講師1人という構成。おそらく普段職場では強面で通しているに違いないが、そこは学生時代の仲間同志。15年前に遡ったかの如く、高尚な話から下世話な話まで、5時間以上、事務所で飲みながら話に花が咲いた。

久しぶりに学生に戻って、楽しい週末。

平成11年8月26日(木)

午前中、不動産売却の代金決済。「任意売却」といって、不動産ローンが支払えなくなった債務者の依頼によって、ローン対象物件を第三者に売却して、その代金をローン債権者(ローン対象物件の担保権者)に支払い、元金を減らすというもの。

ローン債権者は、物件に抵当権を持っているので、勝手に競売にかけることができるのに、この任意売却の話には進んで応じてくれることが多い。普通の感覚だと不思議なことだ。しかし、これは今の競売の実体を知ると容易に理解できる。即ち、ローン債権者が一方的に競売にかけると、時価の6割とか7割程度でしか売却できない(競売というイメージや、業者が競落することが多いため)。他方、任意売却によると、これ即ち通常の不動産売買になるので、時価で売却できる。このため、抵当権を持っていても敢えて競売せずに、任意売却に応じてくれるという次第。

もちろん、任意売却は、通常の売買だから、ローン債務者側の協力(端的に言うと売買契約書に調印すること)が必須で、このため任意売却は、債務者側としても債権者に対する誠意を示す大きな手段となる。

平成11年8月24日(火)  民事模擬裁判

今日は、司法修習生を対象とした民事模擬裁判が東京地裁で開かれる。

私も司法修習委員として被告代理人顧問を担当しているので、傍聴席に座った。修習生が原告・被告代理人弁護士役を務めて、本番さながらに証人尋問をするという研修の一環だ。修習生とはいえ、それなりに準備して臨むので、なかなか堂に入ったもの。感心感心。私の修習生時代には、結構緊張して尋問した覚えがある。

夕方から雷雨。このためJRが運休になっているとのこと。しばし帝国ホテルで雨宿り。司法修習生の時に、東京地検で修習していたお昼休み、日比谷公園を抜けて、ここのレインボーラウンジに、分不相応かなとおっかなびっくり友人たちと来たことが懐かしく想い出される。

日比谷界隈は、司法修習生時代の想い出がたくさんある。

平成11年8月23日(月)

午前中、離婚調停の申立書と準禁治産宣告申立書を一気に書き上げた。

夫がサラ金などから借金を繰り返し女性に浪費しているという案件で、自宅を抵当に入れてまで借金を続けているので、離婚するだけではなく準禁治産宣告という方法で今後の借り入れを阻止して財産の散逸を防止しようというもくろみ。しかし最近、この手の案件が多いなぁ。時節柄というべきか・・・熟年夫婦の妻からの相談は結構多いので、世の男性諸氏、お気を付けを。

平成11年8月21日(土)
今日は土曜日。私の事務所は、土曜日でも執務している。東京の弁護士のかなりの方が、土曜日も仕事だ。というのも、平日は、裁判で外出したり、電話が沢山かかってきたりで、腰を落ち着けて仕事することができないからだ。土曜日は、平日時間をとれない依頼者が来訪したり、書類を作成したりするための調整日のようなものだ。
いつも私は、土曜日は午後から仕事をすることに決めているので、今日も1時に離婚調停のための打ち合わせ、3時に不動産ローン整理のための打ち合わせ、4時に会社破産のための打ち合わせをこなし、その後ようやくたまった書類の作成に取りかかった。
平成11年8月18日(水)  当番弁護

今日は、刑事当番弁護の待機日。恐喝未遂で逮捕された青年からの呼び出しがあった。当番弁護士とは、逮捕・勾留された被疑者の呼び出しを受けて、1回に限って無料で面会(接見)に駆けつけるという弁護士会のボランティア的制度だ。初めて逮捕・勾留された人などはとかく不安でいっぱいになるもの。弁護士が面会に行くと、それだけでとても安心するらしい。もちろん、ただ面会に行くだけではなくて、事件に関する見通しやアドバイスなどを行い、必要があれば弁護人として正式受任するというもの。

刑事事件は、初期段階の対応を間違うと簡単にえん罪事件になってしまうので、弁護士としても十分対応してやらなければならない。刑事事件をあまりやりたがらない弁護士が多い中、私は、もともと検察官になろうかとも思っていたくらいで、刑事事件には興味を持って積極的に取り組んでいる。民事事件と違って、刑事事件は、依頼者が犯罪者になるかどうか、刑務所に入らなければいけなくなるのかどうか、といった切実な利害があるため、こちらも緊張する。

平成11年8月17日(火)

午前中、相模原で裁判(売掛金請求事件)。午後、小田原で裁判(建築紛争)。

結局、一日中、愛車M3で駆け回る日だった。小田原の裁判の後は、久しぶりに箱根をひとっ走りして、のんびり。まだお盆休みの延長らしく、渋滞が続いている。サーキットA級ライセンスを取って、年間3万キロ近く走る「爆走弁護士」と誹謗されていた(?)私だが、最近は、あんまり走っている暇がなかったなぁ。今日は暑いのに、M3もご機嫌。

宮ノ下の渡辺ベーカリーでお気に入りの「温泉シチューパン」を食べようと思ったが、渋滞にはまるのがイヤで断念。代わりに、大涌谷で温泉卵を食べてきた。1つで7年延命との謳い文句なので、私は14年長生きできそうだ(笑)。

平成11年8月16日(月)  司法修習生との楽しい飲み会

午後、司法修習生(司法試験に合格し、法曹になるまでの研修期間中の者)が7人事務所を訪れて、今月末に行われる民事模擬裁判の打ち合わせ。私は、司法修習委員をおおせつかっているので、修習生の指導をしなければならない。

私もちょうど7年くらい前に、同じことをした覚えがある。

打ち合わせの後、全員を引き連れて小料理屋へ。行きつけの所に連れていこうと思ったらお盆休み。初めての店に連れていったが、なかなかに盛り上がって楽しかった。くだけた話も沢山できて、今も昔も修習生気質は変わりないなぁと実感。さてさて、これで日本の将来は明るいのかどうか(笑)。

平成11年8月13日(金)
開業して10日。思った以上に、お祝いのお言葉など沢山頂戴して感謝感激。特にお花や鉢植えが沢山届いて、事務局曰く、「植物園みたいですね。」午前中、もと事務所の顧問先だった某ハウスメーカーの法務室長以下、懇意にしていた社員たちがお祝いに訪れてくれた。
平成11年8月10日(火)  神宮外苑花火

神宮外苑花火の開催日。

7時ころから、そとで大きな音がしている。この事務所から神宮外苑までは2キロほどの距離しかないので、音や煙が向かってくるのだ。でも、悲しいかな、事務所はビルの2階にあるので、他のビルに邪魔されて花火そのものは全然見えない。事務職員とちょっと外に出てみたら、新宿通りの交差点の一角に人だかりが。近寄ってみると、なんと交差点のビルの間隙から、花火の様子が見える。ビルとビルの間に挟まれた縦長の空間に次々と花火が打ち上がっている。切り取られた都会の空間に素朴な天然色が豪快に撒き散らされる不思議。

しばし見とれて疲れを忘れる。

平成11年8月7日(土)

この間まで勤務していた事務所で、私の担当をしていた秘書嬢を招いて、私の事務所近辺で慰労会。「マイペース」の弁護士で苦労したとのこと。ごめんな(笑)。でも、僕がいなくなって嬉しいとは思っていなかったみたいで、それは救いでした。

二次会に、行きつけの新宿のバーに連れていく。

平成11年8月6日(金)

ようやく開所1週間目が過ぎた。

今日は早めに仕事を切り上げて、事務職員たちと近所の小料理屋で祝杯をあげる。この界隈は、日本酒の揃ったこじんまりした料理屋が多い。私は、ビール、バーボン党で、日本酒は苦手なのだが、なんだか飲む機会が多くなりそうだ。

平成11年8月3日(火)  クレジットカウンセリング協会

午前中、公益財団法人クレジットカウンセリング協会の仕事。向こう2年間、カウンセラー(嘱託)弁護士として協会に詰めて仕事している。執務内容は、サラ金などの返済に喘いでいる多重債務者の更生のための債務整理。システマチックに運営されていて優秀なスタッフが揃っている

ので、安心して仕事ができる。こういうグループワークは普通の弁護士業務ではあまり経験できないため、面白い。一貫した債務整理は、私の個人業務でも参考になる。

午後、先月から手がけている比較的規模の大きい会社倒産時件の打ち合わせ。規模が大きいので同期の親しい弁護士と一緒にやっている。やはり一人で事件処理するよりも複数で行うのは心強い。

平成11年8月2日(月)  万歳!

本日、「小川義龍法律事務所」正式開業! 記念すべき日。

思えば、高校時代に司法試験受験を決意して、暗黒の(?)司法試験受験時代を経てここまで、長いような短いような道のりだった。でも、具体的に独立を決意したのが今年の一月。それが、あっと言う間に実現してしまって、思った以上に居心地のいい事務所になった。それもこれも、これまで関わってきたいろいろな人たちのおかげさま。有り難いこと。

特に、勤務弁護士時代にお世話になった佐瀬正俊先生と米川勇先生には、そのご指導がなければ今日はありえなかった。
また、開業準備を一緒に手伝ってもらった事務局の佐藤さんには感謝するばかり。

それから、私を励ましつつも司法試験合格を見ることもなく他界してしまった亡き母には、私を生んでくれてありがとうございましたと言いたい。

平成11年1月下旬

平成6年に弁護士登録して以来、これに先立つ司法修習生時代にもお世話になった佐瀬米川法律事務所から独立を具体的に決意する。長いイソ弁(勤務医ならぬ勤務弁護士のことを、業界では「いそうろう弁護士」、略して「イソ弁」と呼ぶ。)時代ともお別れ。

小川義龍法律事務所の芽は、この時、顔を出したのだ。


 

<東京弁護士会所属>
弁護士 小 川 義 龍
<第一東京弁護士会所属>
弁護士 遠 藤 幸 子

東京都新宿区四谷1-18 綿半野原ビル別館5階
小川綜合法律事務所

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