| 平成12年5月29日(金) 東弁業務改革委員会 |
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東京弁護士会には、弁護士業務を改革してゆくためのアイディアを出す機関として「業務改革委員会(業革委員会)」というところがある。
以前からこの委員会には陰ながら協力していたのだが、今年は、委員長に私が昨年まで勤務していたボスであったS弁護士が就任したので、委員長直々にお声がかかった。ちょうど、広告本を出したこともあったので、コンピュータや広告絡みで協力して欲しいとのこと。
今日はその部会の第一回目の会合があったので、久しぶりにS弁護士ともお目にかかり、今後の方策など話し合った。早速、来る7月に開かれる弁護士会の研究会で、弁護士広告とホームページをテーマにして議論してみようと言うことになった。
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| 平成12年5月26日(金) またしても破産管財事件受任 |
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ついこの間、八王子支部の破産管財事件を受任したと思ったら、今日は、東京地裁から連絡があって、またしてもある会社の破産管財人を依頼された。
破産管財用のソフトを導入して事務局の体制も万端整い、ちょうど手持ちの破産管財事件が少なくなってきたところだったので、まだまだ余裕はあるのだが、それでも今月は管財ラッシュである。
一般に弁護士が破産手続に関わるのは、申立手続と破産管財手続であるが、どっちが楽かというと、大抵は申立手続の方が楽だ。何故かというと、申立手続は、書類を整えて裁判所に申し立てればそれで終わりになるから。一方、破産管財手続は、その先を、破産法などの法律に則って厳格に進めてゆかなくてはならない。
ただ、破産管財経験があると、申立手続も管財人がやりやすくなるように下ごしらえをすることができるから、破産申立は、両方に関与したことのある弁護士に依頼するのが関係者全員にとって有り難いことになる。
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| 平成12年5月25日(木) 徹夜 |
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昨日、川崎の裁判から5時に戻ってきて、民事訴訟の準備書面を書き始めた。
最終準備書面であるため気合いが入って、書き始めたらとまらない。とまらないというか、書くことがありすぎて止まらない。気が付いたら夜10時になっていて、「お、メシ喰うの忘れてた」と気づいて、近所のフレッシュネスバーガーからテイクアウトしてきて再び書類を書き始める。もうこの時間になると、事務職員もいないが、電話もかかってこないから、集中できる。
バーガーをほおばりながら、書面を書いては考え、書いては考えしているうちに、「お、もう夜中の2時だ」と気づいて、近所のコンビニに行ってドリンク剤を買って飲む。私のお気に入りはユンケルかリゲインなのだが、コンビニにユンケルは売っていないからリゲインを選ぶ。
リゲインを飲みながら、再び書面を書いては考え、書いては考え。「お、もう明け方の5時だ」と気づく。既に書面は50頁近くになっている。
こりゃウチ帰って寝てる時間ないなと予感しつつ、書いては考え、書いては考え。結局、書面が一通り仕上がったのが、今朝の7時。
都合14時間もひたすら一つの書面作成にあてた。
徹夜である。楽な仕事じゃない。
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| 平成12年5月24日(水) 判例検索ソフト「判例秘書」新規導入 |
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先日、EOCという弁護士向けの業者から、新しい判例検索ソフト完成のダイレクトメールが来た。このソフトとは「判例秘書」というもの。そこで早速、今日、EOCの人に来てもらって事務所でデモンストレーションしてもらった。
DVD-ROMで提供される判例全文検索ソフトで、基本的なツボを押さえている印象。
それにもまして、従来のソフトと違うのは、「判例タイムズDVD-ROM」が無料で付いてきて(期間限定らしい)、この判例タイムズと連携検索できる点。判例を表示させると、該当の判例タイムズの解説が読めるだけでなく、関連論文まで検索できてしまう。これは大変に魅力的。しかも、この判例タイムズのデータは、ハードディスクに落とし込めるそうで(それでも25GB以上のHD容量が必要とのこと)、DVD-ROMを入れ替える面倒がない。
5年リースの設定しかないそうだが、リース料も他と比較して遜色なかったため、すぐに契約してしまった。事務局からは、「また、おもちゃ買ってー」と白い目で見られたが、仕事に使うんだからおもちゃじゃないぞ。
今月末納品だそうだから、また使用レポートを弁護士のための頁にアップロードする予定。
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| 平成12年5月22日(月) 月曜日の憂鬱 |
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月曜日ってのは、何となく憂鬱である。
これは学生から社会人まで万人に共通する憂鬱だろうか。憂鬱でないのは床屋さんくらいか(笑)。
私の場合、だいたい週休一日(日曜日)で稼働しているから、全然休んだ気がしなくて、そういう意味で憂鬱である。ところが、週休二日以上にすれば憂鬱でなくなるかというと、これがまたそうでもない。普段週休一日でやっているものがそれ以上休みすぎると、こんどは、仕事が山積してしまって、これまた憂鬱になる。正月休み明け・連休明け症候群だ。
結局、なんだか賽の河原の石を積むが如くに憂鬱の谷間で仕事をしつつ、時折、依頼者の笑顔を糧に再び石を積み続けるようなもの。
う〜ん、いかんいかん。発想がネガティブになっている。
今日は、(各方面で物議を醸すであろう)拙著「弁護士のための広告のススメ」も発刊されたことだし、さて、祝杯でもあげに行こうか。
・・・といっても、もう夜の10時だが(笑)。
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| 平成12年5月19日(金) 破産管財人就任 |
| 平成12年5月12日(金) 労働相談担当 |
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今年度から、東京弁護士会の相談センター(霞ヶ関)で、定期的に労働法律相談も担当することになった。
今日はその担当日で、2件の相談あり。
いずれも労働者からの退職・解雇絡みの相談だった。最近はご時世か、この手の問題が多い。しかし、会社側も社員の無知に乗じてよくやるわなぁというのが今日の感想。
夜は、所属する派閥「春秋会」の新入会員歓迎会を銀座で執り行う。
私もかつて歓迎会で紹介された身だったわけだが、きょうは執行部として裏方を務める。1次会で私は失礼して、再び事務所に戻る。で、明日も早いというのに、もう午前3時になってしまった。誰もいない静かな事務所というのも、落ち着けて好きだ。
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| 平成12年5月11日(木) 保釈成功! |
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司法修習生にさんざんな取調をされて気の毒な被疑者の話をしたが、その被疑者(起訴されて今は被告人となった)の保釈が今日認められた。
朝一番に裁判官と面接をして、保釈請求書に添付した以外の追加資料を持参して裁判官を説得。担当裁判官は若い方だったが、大変真摯に対応していただいて、被告人の状況を親身になって考えていただいた。検察官は保釈不相当の意見を付していたはずだが、面接中に即、保釈決定。やれやれ。保釈保証金は相場の最低額に近い150万円。
同行した被告人の妻も喜んでくれて、その日の午後一番に本人も保釈された模様。夜、本人から連絡があって感謝される。
弁護士としてはあたりまえのことをやって結果を出しただけのことだが、本人に感謝されて私自身も大変喜ばしいところ。
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| 平成12年5月8日(月) スケジュールおばけ |
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当事務所は連休中暦どおりだったが、それでも結局ちゃんと休めたのは3日からの後半だけ。前半は、静かな事務所でだらだらと仕事をしていた。
しかし、後半だけ休んだといっても1週間近く仕事を離れていると、連休明けの仕事が辛い。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃという思いだけが空回りして、今朝は明け方ころに何度も目が覚めた。スケジュールやTo
Doに追われる夢を見て、何度も飛び起きる。
朝、事務所に出て、事務職員に「いやー、昨日はスケジュールおばけにうなされて・・・」と言ったら、笑われた。そりゃそうだよな。言わなきゃ良かった(笑)。
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| 平成12年5月1日(月) 某弁護士と大騒ぎ |
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連休の谷間である。
勤務弁護士時代は、連休は2週間くらいまとめて一気に休んでいたが、自分が事務所を経営するとなると、そんなに休んでいられない。休もうと思えば休めるのかも知れないが、気分的に、そんなに事務所を閉める気になれない。
今日も、相変わらず依頼者との打ち合わせや電話に追われた。
そんな最後の打ち合わせに、最近よく一緒に仕事をするI弁護士を呼んだ。ある著作権侵害事件で、相手方の権利侵害の態様のあまりのひどさに、関係者一同大いに呆れている事件の打ち合わせだ。
打ち合わせ後、例によって、四谷界隈の小料理屋でしこたま呑んで、カラオケボックスに行く。お互い呑んで歌うときは一気に軟派になって憂さを晴らす性分か、下らない話に大笑いしつつ大騒ぎして、殆ど明け方近くに解散。いやはや、連休の谷間だからこそ、月曜日からこんなこともできる。
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| 平成12年4月28日(金) 離婚調停成立 |
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最近、離婚事件を受任することが多い。
離婚事件というのは、弁護士にとってはさしずめ盲腸の手術のようなもので、ありがちな事件なのだが、しかし内容は切実を極めることが多く、簡単には解決しない。泥仕合になるのだ。
しかし、今日、一件離婚調停が成立した。当事者同士では長らく別居してもめていた案件だったのだが、夫側から私が依頼を受けて、それとほぼ同時に妻側にも弁護士が付いた。両方に弁護士が付くというのは、実は紛争の早期解決にしすることが多い。無駄な話を繰り返すことなく、現実的な解決策を双方模索できるようになるからだ。
幸い、相手方の弁護士は私と面識があり、賢明な先生であったため、双方当事者の互譲のもと、調停を2回ほど重ねただけで解決した。離婚事案としては、かなり早く終わった案件である。
しかし、終わってみても、めでたしめでたしという感激が溢れるわけでもなく、何となく空虚な気分になるのも離婚事件である。代理人からしてそうなのだから、当事者はなおさらのことだろう。
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| 平成12年4月26日(水) 企業研修 |
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定期的に社員研修を依頼されている某大企業の社員研修。今月は2回目だ。
今回は、新入社員研修と言うことで、先月まで学生をやっていた諸君が対象。営業の法律的極意のような話をして、果たして理解してくれるだろうかとも思ったが、講義内容を相当に変えて、どちらかというと生活法律基礎知識的な講義にしてみた。
居眠りをする社員も少なく、9時から5時までびっちりのスケジュールを、皆さん真剣によくこなしてくれたと思う。
しかし、同じ会社の管理職、10年社員、新入社員と研修を受け持ってみて、それぞれに特徴的で、比べられる私としては面白い限り。やはり管理職研修が一番受講生の熱がこもっている。当たり前といえば当たり前だが、やはり管理職はさすがと思う。
大企業の社員といっても大変な時代。だから、みんながんばれ!
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| 平成12年4月22日(土) またしてもモバイルPC購入 |
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モバイルの虫は全く収まりそうになく、今日も、あたらしいおもちゃを買ってきた。
ソニーの「VAIO PCG-C1XF」という新製品だ。B5を半分にしたようなサイズの独特なやつ。
いままで外出先で使うモバイル機は、WindowsCEマシンのシャープ「テリオス」で、これは軽量、バッテリーの持ちがいい、瞬間起動、広くて鮮明なTFT画面、と大変に評価していた。
しかし、やはり持ち歩きできるWindows98マシンも再び欲しくなったなぁと思って物色していたところ、新宿のヨドバシカメラでこのソニーの機械を改めてよく検討してみて、俄然欲しくなった。そして衝動買い。
これが思いの外、使い勝手がいい。
テリオスと比べると、画面の狭さと電池の持ちの悪さが難点だが、やはり事務所で使っているのと同じWindowsがサクサクと起動するのはいい。サスペンドからの復帰も思ったより早い。やはりペンティアム2・400MHZだけのことはある。HDも12Gあるし、メモリーも128MBに増設した。画面の見にくさだけを除けば、デスクトップ機と遜色ない。
しかも、これまでに使っていた周辺機器が全部使えるとあって、オプションパーツの無駄な出費がない(実は、バイオはこれで3台目である)。
バイオのデザインは個人的にはそれほど好きではないのだが(なんだかロボットチックなところが今ひとつ暖かみにかけて・・・)、さすがソニー、ここまでバイオを育成してくると、一世代前のバイオを使っていたものからすれば、かゆいところにどんどん手が届くようなバージョンアップは目を見張るものがある。例えば、USB接続になったFDとか、大容量バッテリーとか、動画メールも送れるキャプチャーソフトとか、トラックパッドではなくスティック型のポインティングデバイス(これはIBMのThinkPadを使っていたころからのファンで、モバイルのポインティングデバイスとしてはベストと思っている)とか。
早速、テリオスで使っていたPHSモバイルカードを繋げてみたところ、難なく認識。DoCoMoのカードもOK。USB接続のイーサネットアダプタで事務所のNTサーバーにも問題なく接続。すべてのソフト・ハードのインストールを問題なく終えて、「最強に強まった俺のモバイル環境」となった(スタパ斎藤氏のパクリで失礼。)。
しかし標準バッテリーだと連続使用30分くらいしか持たないのはなんとかならないかなぁ。
モバイルの今後の焦点は、バッテリーにある。
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| 平成12年4月21日(金) 苦笑 |
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初めての経験だが、依頼者と喧嘩した。
この日記を読まれる同業諸兄のご意見はいかがなものだろうかと思い、やや詳しく事の顛末を記す。
依頼者といっても、既にほぼ終了した事件の依頼者。強制執行手続きが残っているだけの段階だった。
この依頼者、5年以上前にも依頼されたことがあって、緊急案件だというので、他の予定を全部やりくりして相当な結果を出したことがあった。その後も、商工ローン絡みの依頼があって、これも相当な結果を出した。今回は3度目の依頼で、やはり商工ローン絡みの依頼を、訴訟にして、500万円近くの債務をチャラにしただけでなく、商工ローンから100万円の和解金を獲得したという会心の結果を出したもの。
ところが、この商工ローンが、100万円の和解金を任意に払ってこなかったので、強制執行しようと言うことになった。そこで私の方から、もう半年近く前に、訴訟委任状と執行予納金(5万円程度)を送ってくれればすぐ申し立てすると文書で送ってあった。そして準備万端整えていた。ところがこの依頼者からは、なしのつぶて。
実は、この依頼者は、商工ローンからお金を借りるくらいだから、以前から経営が苦しかった。このためか、5年前の依頼の時も、前々回の依頼の時も、今回の依頼の時も、私に対しては着手金の一部を払っただけで、それ以外の成功報酬は一切払ってくれなかったし、私も彼の窮状を知っているから敢えて請求してこなかった。でも、払えないなら払えないというくらい言ってくれればいいのにとも思っていたのだが、それもまた仕方がないと思っていた。おそらく、結果を出した弁護士に報酬を払えないと言うのは、言いにくいことだろうから、一方すらしづらかったのだろうと善意に解釈していた。
今回、この強制執行のための委任状や予納金を送っても、相変わらず何も言ってこないので、たぶん予納金が工面できないのだろうと放っておいた。
もとより、強制執行は私の受任の範囲ではないから、事件を進める義務もない。しかし進めなければお金は入ってこないから、先の訴訟で私と一緒にこの依頼者の代理人をつとめていた私の友人の弁護士に、この強制執行を任せることにして、手紙を出してもらった。
そうしたところ、今日、なぜ督促してくれないのか、自分から連絡がなければ弁護士の方から予納金はまだできないのかと毎月でも督促するのが常識ではないかとクレームの電話があった。とにかく私が電話しないのが悪いの一点張り。要するに私としては何がなんだか訳が分からないクレーム。
それでは私が手紙を出して半年近くも何の応答もしなかったあなたの対応こそ非常識なんではないですかと問うと、そんなことはない、私が応答しないなら、弁護士が電話するのが常識だ、あなたはおかしい、と悪口雑言。まさに豹変する依頼者だ。
聞いているうちに、これまで私に事件の依頼をする際の態度や、私自身、彼の窮状をおもんばかって報酬請求を敢えてしてこなかったことが思い出されて、私も次第にキレてくる。
というわけで、私としては大変に遺憾なことではあるが、初めての経験として、この依頼者に対して、過去の分を含めて全ての未払報酬を法的に請求することにした。
かの友人の弁護士や、この依頼者を紹介してくれた友人の会計士に、一応、この件を報告して意見を求めたところ、やはり私が怒るのも無理もないと言ってくれた。
弁護士としてはやりたくないことだが、あまりの非常識さと全事件を成功させた私に対する感謝の念がなかったことを思い知らされたため、粛々と手続を進めるつもりだ。
私自身弁護士だから、訴訟手続・強制執行手続と進めても、何の苦労もないし、勝訴するはずだ(私の事件処理に非がないことや報酬契約書等の証拠はすべて揃っている。紺屋の白袴であってはならないので(笑))。
しかしその結果、かつては信頼関係で結ばれていた依頼者に大きな打撃を与えるかもしれないことを考えると(未だ窮状にあるかもしれない会社に対して強制執行すればどうなるかは、誰でも予想がつくことだろう)、この期に及んでも、なお気が重いところではある。
気が重いので、かの友人の弁護士や、この依頼者を紹介した公認会計士に相談してみたところ、彼を擁護する意見は出なかった。かえって励まされて、意を決した次第。
取り敢えず、先方に内容証明郵便を送付した。
弁護士というものは、報酬を喰う生き物ではなく、感謝を与えられて喜ぶ者達なのだが。
こまったものである。
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| 平成12年4月19日(水) このホームページの影響 |
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このホームページを見て私を知ったというある雑誌の取材を受けた。
取材内容は、中小企業経営者向けの債権管理的なものであったが、私の得意とするところでもあるので、これに応じてお話をした。
今年になって、ホームページを大きく変えてから、このような取材要請などが定期的に来るようになった。市民に対する適切な情報流通という観点からすれば、いろいろとご協力したいところだ。しかし、私以外にももっと多くの弁護士がホームページを開くなどして、適切な情報流通に相務めていただければ、市民からももっとアクセスしやすくなるのにとも思っているところ。
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| 平成12年4月18日(火) 佐藤秘書の雑記帳 |
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このホームページで、私の所の事務職員秘書佐藤嬢(私は、共同経営者として意識しているつもり)の「事務局雑記」が盛り上がっている。
さる名の知れた企業に永年勤務していて、その時代に弁護士会の関係で知り合ったのだが、たまたま私が独立してこの事務所を開業する際に誘ってみたところ、ちょうど転職の時期にあって、事務職員として来ていただいた。
私の持論は、「法律事務所組織の企業化」。法律事務所が企業(=営利団体)になってはならないものの、組織としては企業を見習うべきだ。つまり、内部分業化・適材適所だ。弁護士が全部を抱え込むようであっては、これからの市民サービスはおぼつかない。
だから、学校ポッと出の社会人一年生を中核事務職員として採用しようとは思わなかったし、腰掛けのアルバイトも要らない。そういう観点から、佐藤嬢は、社会人経験が十分あって積極性も見受けられ、適材と踏んだわけだ。これが大正解。
「駆け出し弱小事務所で固定経費もかけられないので、一人で二人分働いてもらうから。」とか、「僕は懇切丁寧に事務職員研修できないから、自分で積極的にノウハウを会得して。」とか、かなり「放り出した」状態で勤務を開始して頂いたにもかかわらず、既にベテラン事務職員の域に達しつつある。事務所の会計業務全般、一般事務職員の取り扱うお遣い事務、債務整理の対応、破産申立、所内コンピュータ管理、記録管理、スケジュール管理、電話応対、はたまた所内整理整頓から活け花の飾り付けまで、3人分は働いていただいている。
その苦労は私には計り知れない部分もあるが、一端が「事務局雑記」で垣間見れる。私も、彼女が、事務局雑記をアップロードすると、必ずチェックして、自省するようにしている。市民の皆さんも、同業の諸先生方も、是非お読みいただきたい。
・・・が、私の場合、自省しても改良されないので、彼女の悩みも大きくなるばかりではないかと、辞められないようにハラハラしていることもまた事実か(笑)。
ちなみに、イギリスの法律事務所では、パラリーガル(弁護士補助職)が、法律事務所の共同経営者(パートナー)に参画することがあるそうで、私自身、事務職員の能力に応じて、それなりの待遇を与えることは必須と思っている。安く使い倒すというのは間違い。良いものは高く、悪いものはハネるという方針。厳しいかもしれないが、そうやって器を整備しなければ、市民サービスに相務めることは不可能。
「法律事務所には、能力のある事務職員を必ず一人は採用する。」
経験に基づいて、鉄則と信ずるところである。
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| 平成12年4月15日(土) 誕生日 |
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今日は、私の36回目の誕生日。
誕生パーティをするわけでもなく、事務所で仕事をしている。20歳を過ぎるころから、誕生日といってもあまり感慨もなく、特別なことをするわけでもなく、豪華なプレゼントをもらうわけでもなく、淡々と歳を越している感じである。時々、自分の歳が、プラスマイナス1歳の範囲でわからなくなることもある。あれ?俺って、34だっけ、35だっけ。36?
でも2で割ると18だな。18のころは、ちょうど高校3年生。西暦2000年になったら俺は36か、いったい何をやっているんだろうと夢想していた年頃だ。そんな未来ははるか先のことだと、当時は思っていて、なんとなく弁護士にでもなっているといいなぁと漠然と思い始めたころだったが、実際その歳を迎えてみると、特に感慨があるわけでもない。
さて、36を二倍すると、72歳。いったい、そのとき俺は何をやっているんだろう。
・・・ん? そもそもそれまで生きているのかな?(笑)
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| 平成12年4月14日(金) 外回り(営業?) |
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朝、新件の刑事事件が一件入った。渋谷警察署に留置されているというので、午後接見に行くことにした。たまたま渋谷近辺に3件ほど顧問会社があるので、そのついでに、挨拶回りすることにした。挨拶回りといっても、営業マンではないので、それなりに打ち合わせるべきことがあってのことだが、いつも事務所に来ていただいているので、たまには私から出向いていくのも必要だろうと思ってのことだ。
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| 平成12年4月12日(水) 著作権侵害 |
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さる著名な人物の関係者から、著作権侵害の相談を受けて同期の親しい弁護士と二人で受任した。
相手は名の知れた企業。あまりにもお粗末な侵害形態に、日本人は、無形の財産に対する権利意識が乏しいことを改めて実感する。
さて、これから準備万端整えて、権利の実現に向けて闘うことにしよう。
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| 平成12年4月10日(月) ふたたび出版に向けて |
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昨年末、「弁護士のためのパソコン導入大作戦」(トール刊)という本を共著で著したが、今度、このトールから、「弁護士のための広告のススメ」という本が出る。再びその著者の一人として、急遽原稿を書き上げた。
もともとトールの鈴木社長が、この10月の弁護士広告解禁に向けて広告のノウハウを伝授すべく企画されていた本なのだが、鈴木社長からの依頼に乗じて、出しゃばりの私が、「私も原稿を書きましょう」ということで、企画を乗っ取ってしまったような感もある(笑)。
大企業のように潤沢な資金のない法律事務所にとって、有効な広告は、テレビCMでも新聞広告でもなく、ホームページにあるという論調で一気に書き上げた。ホームページを使って広告する場合の、弁護士独特の問題点や実務などにも言及して、短いながらも、それなりに伝わるものがあるのではないかと思っている。
私の言いたいことのキモは、「弁護士広告といっても、営利目的のみで行ってはならない。あくまでも弁護士が市民に対するリーガルサービスを充実させるための情報流通の場と捉えてゆくべきだというもの」。依頼者獲得に汲々と腐心する弁護士など、世間は必要としていない。
5月刊行予定。
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| 平成12年4月7日(金) 外部研修講師 |
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ある大手電機メーカーのネットワーク関連会社の営業社員向け社内研修講師として赴いた。
「法律の基礎」と題して、契約のイロハから与信管理・債権回収のノウハウまで、二日間にわたって話をした。営業社員とはいえ、これまで技術畑で仕事をしていたのが、これから営業も行うという方達が対象なので、ホントウにごく初歩的なところからお話しする。
契約は、契約書を調印して成立するのではなくて、契約書はあくまでも証拠にすぎず、契約の法的効果は口頭合意で成立するということとか、売掛金を焦げ付かせないためには、相手の会社の状況把握からはじまるとか、手を変え品を変え説明。
この手の研修は、新しい知識を詰め込みすぎても逆効果。新しい知識はほどほどに、私の経験や雑談など大分織り込みながらの講義で、居眠りをする方がいらっしゃらなかったので、研修の実はあがったと得心している。
この研修は、定期的に、一般職向け管理職向けと研修があって、既に今月末、8月、9月と講師依頼が入っている。
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