ホテルのバーか焼鳥屋か
なぜ「バー vs 焼鳥屋」というステレオタイプな議論をするのだろうか。まったく頭が悪いとしか言いようがない。誰が頭が悪いかというと、報道しているメディアどもだ。このところ、いや、もう何年にもなるが、報道の論調っておかしくないか。下らないというか、低俗な問題提起しか仕掛けられなくなっている感じがする。
小学生の頃、学級会で、「○○くんがー、あたしのー、消しゴムをー、食べましたあー、だからイケナイと思いまーす」「食べたのは、ボクの消しゴムでしたー、だからイイと思いまーす」「だからって、食べて良くないと思いまーす」「だから食べたらまずかったでーす」・・・というトホホな議論をしたことを、ありありと想い出す。
きっと消しゴム食べた菅直人君は「安いところで酒を飲むというと、我々の感覚では焼鳥屋だ」と言ったそうだが、オイ、どっか頭ぶつけたか、と聞いてみたい。菅君は、かいわれ大根をほおばっていたころから頭の打ち所の悪さが垣間見られたが、やっぱり相変わらずだ。
私の事務所のある四ッ谷は、なぜだか焼鳥屋がいっぱいある。庶民的な店もあるが、おおむね高い。もちろん旨い。高いと言ってもたかがしれているけれども、ガード下の居酒屋でホッピーを飲む感覚で気軽に入れるわけではない。私の感覚だと焼鳥屋は一律に安いところという気はしない。
一方、ホテルのバーは、こういっては悪いが、クオリティが低いところが多いような気がする。
麻生君いきつけ某ホテルのメインバーなどいい思いをしたことがない。おそらく一見の客の比率が多くて、固定客が落ち着けない場所になってしまっているからではあるまいか。実際、パーティの打ち上げだとか大勢で利用されていたりすると宴会さながら盛り上がっていたりする。そもそもバーとは、ソロか、せめてデュオまでで行く場所であって、パーティで騒ぐ場所ではない。連中に高いグラスをがっちゃんと乾杯されたらたまらないから、グラスひとつ取ってみてもチープなものになる。
ホテルのバーはこんな体だからバーテンダーもよく育っていないし、酒のこともあまり知らなかったりする。結局、ホテルのバーはどうも安っぽいということになる。実際、会計も酒次第でたいしたことはない。
もちろん、横濱ニューグランドのシーガーディアンIIのように落ち着いたところもあるわけだが。
たぶん、私が行きつけの密かな佇まいのバーの方が、いい酒とグラスと客がそろっていて、バーテンダーのクオリティも高くて、もちろん会計も酒次第で高くも安くも飲める。
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しかし一国の総理大臣が、安いところで酒を飲まなくてはいけないのか。
支持しているかどうかは別として日本国政府の代表なんだから、たかがホテルのバーごときで飲んだっていいじゃないか。
そもそもあの人は、かねてより金があるんだと言い切っていた人なんだから、いまさら庶民感覚なんて求めたって仕方ない人なんだから、勝手にさせておけばよろしい。高級料亭で夜な夜なひそひそ話をしていたついこの間までの政治家と比べると、よほどリーズナブルだ。
ともかく、こういうアホくさい袋だたきを遠目に見て想うことは一つ。
政治家にならなくてヨカッタ。


