株主総会
あるIT企業の監査役をやっている。今日はその株主総会だ。
今年から有楽町の国際フォーラムで開催することになった。去年までは東証ホールだったが、株主の増加から東証ホールでは収容しきれない可能性が出てきた。このため広い会場に変えた。
マザーズ上場の頃は会社近くの公民館のような小さなホールで十分で、しかも出席株主は十数名もいるかどうかという時代があったが、さすがに東証1部に上場すると、出席株主も桁違いになる。Bホールがしっかりと埋まった。
毎年の行事ではあるが、身も心も引き締まる。
私は監査役だから、取締役の皆さんのように株主からの質問に直接答える場面は少ないが、しかし株主の方々からの質問には気付かされることが多い。壇上から僭越にも会場を拝見させていただくと、どの株主も真剣なまなざしでこちらに注目している。
コンプライアンスの波は、コーポレートガバナンスだけではなく、来事業年度のJ-SOX法適用など、あらゆる企業活動に当然のこととして寄せるようになった。まことに正しい波だと思うが、他方で、監査役を始めとする監視役に対する期待も当然たかまるところであろう。
取締役と違って、監査役は企業が利益を上げることそのものに直接タッチするわけではない。しかし、上げようとしている利益が「正しいことかどうか」、「相当であるかどうか」は是非をしていく立場だ。正しく、大いなる、社会貢献をして、結果として利益が上がり株価も上昇してゆく。こういう企業活動こそ株主の方々から付託されているものに違いない。


