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葡萄酒を持ち帰った


L1020391 甲府まで新しい車でドライブがてら葡萄酒を買いに行った。

 たいして味が分かりもしないのに、私はワインが好きだ。
 以前はボルドーだのスーパートスカーナだのの(安価な)フルボディ赤ばかり飲んでいたが、最近は白も美味しいと思うようになったし、先週解禁になったボジョレ・ヌーボーもそれなりにいいもんだと思えるようになった。
 この辺、たいしてわかりもしないのにクラシック音楽が好きで、最近はワーグナーもイケるようになってきたのと似た話だ。

 今日訪れたのは、「サントリー登美の丘ワイナリー」だ。

 どうしてここかというと、山梨のワインでググって最初の方に出てきたここのHPを見たら、施設も充実していてさすがサントリーという様子だったから、という実に単純な理由だ。何の深い理由もない。所詮素人にとっての選択眼なんてそんなもんだ。もう何年も前に、ある親しい友人と一緒に行って以来のワイナリーだ。
 それと最近、あるところで飲んだ甲州ワインが実に美味しくて、莫迦にしていた日本の葡萄酒も大したもんだと、おそらく当たり前のことを改めて認識したからだ。
 どうも日本の葡萄酒というと、赤玉ポートワインの薄くて甘いイメージがあって、実際、ワインのストックがない時にコンビニとかでつい買ってしまう数百円のワインは、流石の素人な私を以てしてもどうにもならないものも多い。そういう後ろ向きな先入主と経験から、不遜にも日本の葡萄酒を莫迦にするド素人だったりしたわけだが、ウィスキーならスコッチモルトでなくとも白州だって美味いのと同じく、日本のワインもおそらく美味いものがいっぱいあるんだろうという目覚め。まさに有難くも御来光である。で、手始めがこれだ。L1020389

 手始めがこれ、なんて気張っているとワイン通の皆様の失笑を買いそうだが、とりあえずスタンダードな「登美の丘」赤を持ち帰ってみた。葡萄はカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロなどだ。
 最近、白が好きになってきたとはいえ、やはり先ずはフルボディの赤を飲んでみたい。紅白で買ってこようかと思ったんだが、結構高価なので、シャルドネの白を手に持ったり箱に戻したりしつつ、結局赤だけ3本買ってきた(うち1本は今年の新酒を)。で早速、味わってみている。

 この味わいは、素人の私には定石の美辞麗句を並べて表現できるものではないが、つまり美味い。

 ひとことで言えば、サントリーな味がする。
 実は私はワインよりウィスキーの方がよほどあれこれ飲んでいるわけだが、サントリーのモルトウィスキーは白州にしろ山崎にしろクセのない無難な味がする。クセがないというかマイルドというか、でもそれでいてしっかりしている。白州の方が山崎よりパンチが効いていて琴線に触れるわけだが、サントリーは実に日本人好みのいい味を出す。いい意味でトヨタ車のようなもんだ(うーん、あんまり褒めてないなw)。
 この登美の丘も、普通に飲んで、最初の一杯から美味い。ワイナリーで直接購入して1本4000円近くするから、私にとって毎晩気楽に飲めるワインではないが、ボルドーだのなんだの抜かす前に甲州ワインという手があったかという気持ちである。

 だいぶ前に、オーパスワンという有名なカリフォルニアワインを飲む機会に恵まれたことがあったが、味の方向性は似た感じがするなんて言ったら、玄人の皆様方には再び失笑されちゃいますか。そりゃ作り手も何も違うんだけどさ。