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司法試験は、年に1回、全国で同時に実施されます。
大きく分けて4つの試験から構成されています。
まず司法1次といわれる1次試験で、これは一般教養科目の試験です。大学入学のセンター試験のようなものと思ってください。したがって、大学の一般教養科目(2年生)を終了した人は、免除されます。
次に司法2次といわれる2次試験が司法試験の本体というべき試験です。これが3つに分けられます。
まず例年5月の母の日に行われる「短答式試験」です。
これは5肢択一で60問程度の問題を3時間程度で解くものです。問題数は少ないですが、1問あたりの問題量がかなりあるので、ゆっくり考えているとまず時間切れになります。憲法・民法・刑法の3科目について行われます。
この試験で、受験生の10分の9程度が不合格になりますので、俗に足切り試験と言われます。
次に例年7月後半に行われる「論文式試験」です。
これが司法試験の最難関といわれる天王山的な試験です。憲法・民法・刑法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法の6科目について、1科目2問2時間で行われます。
論文試験と言っても、思い思いのことを書けばいいのではなく、問題に応じて法解釈と事例適用を手際よく行った分かりやすい文章を書き切らなくては合格できません。
税理士試験などと違って、科目合格はありませんので、ここで不合格となったらまた翌年度は短答式試験から出直しです。
最後に例年10月に行われる「口述式試験」です。
論文式試験と同じ科目について、1科目20分程度、二人の試験委員と1対2で法律問答を試されます。会社のいわゆる面接試験とは違いますので、趣味とか出身地とか抱負とか、こういった雑談は一切ありません。ひたすら法律的問答を高名な学者二人を相手にして行わなくてはなりません。自分が、教科書で勉強したような有名な先生と初めて相対して問答するわけですから、その緊張感たるや、経験したものにしかわからないでしょう。私も、試験前夜は、眠れなかったりお腹が痛くなったり(笑)。
こうやって全部の試験を全てクリアーして、初めて司法試験に合格できるわけです。
私が受験したころは、試験科目も今より多く、合格者も年間500人程度でしたので、合格者の平均年齢は27〜8歳くらいでしたが、今は、試験科目を減らし、合格者数も1000人程度に増やし、しかも受験3回以内の者に対しては優先的に合格させる優先枠が設けられましたので、平均年齢は24〜5歳まで下がってきているようです。それでも、もともとも受験母胎が、受験の腕に覚えのあるものばかりしか受けませんので、難関であることには変わりありません。
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