商工ローン問題 


要旨

銀行など大手金融機関が商工ローンの金主に等しい
 今に始まったことではない。
商工ローンから金を借りたら倒産必至というのが、弁護士的感覚。サラ金なんか可愛いもの。
でも諸悪の根源は、銀行なんじゃない?

解説

 銀行が貸し渋る中、その銀行が商工ローンには安い金利で高額を貸し付け、これを商工ローンが消費者に高い金利で貸し付ける。商工ローンの金利は40%近いところが殆どなのに、銀行の貸出金利はおそらく5%以下。そのマージンが全部商工ローンの儲けとなる。
 商工ローンだけを責めても駄目。ようするに、厳しい取立ての商工ローンを利用して、銀行だって暴利をむさぼっていると考えなきゃ。

補足

マスコミを賑わす某N社は、以前、交渉のため電話をしたら、いきなり「おい、弁護士!テメ〜この野郎!」てな具合で怒鳴られて、どこの組事務所に電話しちゃったのかと思った。こんな取立てされたら、腎臓だの目ン玉だの言われなくたって、一般人だったらまず参っちゃうね。私は慣れているから、聞き流して、電話録音のスイッチをさり気なく押すだけだったけれども(笑)。
 ちなみに現行出資法からすると、グレーゾーン金利の最高は40.004%だけど、利息制限法の最高金利は15%(100万円以上の貸付の場合)。利息制限法を超える金利も「貸金業規制法」に定める厳格な要件を満たしていればいいんだけど、これを満たす業者は殆どない(裁判になっても業者は殆ど負ける)。だから、われわれ弁護士は、15%を超える金利は全部違法金利だって言って認めないわけ。
 商工ローンから金を借りるくらいの窮状に至ったら、借りる前に、先ず弁護士に相談すべき。





<東京弁護士会所属>
弁護士 小 川 義 龍
<第一東京弁護士会所属>
弁護士 遠 藤 幸 子

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小川綜合法律事務所

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